1. 企業情報
- 企業名: 鶴見製作所
- 設立: 1951年12月24日
- 本社所在地: 大阪市鶴見区
- 事業内容: 水中ポンプの製造・販売を主な業務とし、建設用排水ポンプ、下水道・廃水ポンプ、海水ポンプ、清水ポンプなどを提供。水処理設備や液リング真空ポンプ、ポータブル発電機なども扱う。主に建設、農業、環境保護などの分野で使用される。
- 従業員数: 1,359人
- 市場区分: プライム（内国株式）
2. 業界のポジションと市場シェア
- 鶴見製作所は水中ポンプ専業最大手であり、市場シェアは約30%を占める。競争優位性としては、強力な営業網と日本、中国、台湾における生産拠点を持つことが挙げられる。市場の課題としては、競争の激化や原材料費の高騰が考えられる。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣は、持続可能な成長を目指し、製品の品質向上や新製品の開発に注力している。中期経営計画では、海外市場の拡大や新技術の導入が施策として掲げられている。
4. 事業モデルの持続可能性
- 鶴見製作所の収益モデルは、主に水中ポンプの販売によるものであり、安定した需要が見込まれる。市場ニーズの変化に対しては、環境問題への対応としてエコ商品や省エネ製品の開発を進めている。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発においては、ポンプの効率性や耐久性を向上させるための研究が行われている。主力製品は、建設用排水ポンプや廃水ポンプであり、これらが収益の大部分を占めている。
6. 株価の評価
- 株価: 3,225.0円
- EPS（予想）: 268.60円
- PER（予想）: 12.01倍
- PBR（実績）: 0.87倍
- 業界平均PER（16.6倍）と比較すると、割安感がある。
7. テクニカル分析
- 直近の株価は3,225.0円であり、年初来高値（4,940円）と年初来安値（3,015円）の中間に位置している。最近の株価は上昇傾向にあるが、50日移動平均（3,523.70円）や200日移動平均（3,856.95円）を下回っているため、安値圏にあると考えられる。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 62,629百万円（過去12か月）
- 営業利益: 8,944百万円（過去12か月）
- 純利益: 8,288百万円（過去12か月）
- ROE: 10.00%
- 自己資本比率: 77.0%
- 売上は前年から増加しているが、利益率は改善している。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（予想）: 1.61%
- 1株配当（予想）: 52.00円
- 配当性向: 14.68%
- 自社株買いは行っておらず、安定的な配当政策を維持している。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価は直近で上昇傾向にあり、出来高も増加している。市場の関心は高まっているが、外部要因（経済情勢や原材料価格の変動）による影響も考慮する必要がある。
11. 総評
鶴見製作所は水中ポンプ市場において強力な競争優位性を持ち、安定した収益基盤を有している。今後の成長戦略としては、海外市場の拡大や技術革新が鍵となるだろう。株価は業界平均と比較して割安であり、配当も安定しているため、長期的な投資対象としての魅力がある。
企業情報
| 銘柄コード | 6351 |
| 企業名 | 鶴見製作所 |
| URL | http://www.tsurumipump.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
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