1. 企業情報
- 企業名: セイヒョー株式会社
- 概要: セイヒョーは1916年に設立され、主に冷凍食品の製造、購入、販売を行っている。主要事業はアイスクリーム、和菓子、冷凍食品の製造、小売、物流保管業務である。代表者である飯塚周一氏は創業家出身である。
- 事業内容: アイスクリーム、和菓子、冷凍食品の製造、販売、物流保管業務
- 設立年月: 1916年3月
- 本社所在地: 新潟市北区木崎下山1785
- 代表者: 飯塚周一
- 業種: 食料品
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 森永乳業向けOEM製品が主力であり、OEM事業が比較的高いシェアを占めている。自社ブランドアイスクリームも市場で人気がある。
- 課題: 原材料価格の高騰や物流コストの上昇に対応する必要がある。また、消費者の節約志向の高まりにも対処しなければならない。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 中期経営計画2027に基づき、7つの戦略的推進事項を掲げている。
- 中期経営計画の施策: 自社ブランド品の割増、OEM製造の増加、原価低減活動の推進など。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 主にOEM製品と自社ブランド製品の販売による収益モデル。
- 市場ニーズへの適応力: 原材料価格高騰への対応として価格改定を実施しており、需要変動への適応力を示している。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 技術革新は明示されていないが、原価低減活動が進められている。
- 主力製品: 森永乳業向けOEM製品と自社ブランドのアイスクリーム。
6. 株価の評価
- EPS（予想）: 65.25
- BPS（実績）: 1,037.92
- PER（予想）: 32.46倍
- 現在の株価: 2,118円
- 現在の株価とEPSの比較: 現在の株価はEPSに対して割安（PERが業界平均より高）。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間で株価は比較的安定しており、2,000円から2,120円の間で推移している。
- 高値圏か安値圏: 50日移動平均線（1,886.5円）と200日移動平均線（2,082.35円）を下回っており、安値圏にあり。
8. 財務諸表分析
- 売上高（過去12か月）: 42.61億円
- 営業利益（過去12か月）: 8.82％
- ROE（過去12か月）: 7.28％
- キャッシュフロー: オペレーティングキャッシュフローは-2000万円と負の推移。
- 負債/株主資本比率: 89.08％（高負債水準）
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（予想）: 0.85％
- 1株配当（予想）: 18円
- 配当性向: 20.59％
- 自社株買い: 自己株式保有数は225,500株（自己資本比率45.1％）
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 直近の株価変動: 直近10日間で株価は2,000円から2,120円の間で推移しており、上昇傾向は見られない。
- 影響要因: 原材料価格高騰、物流コスト上昇、消費者の節約志向など。
11. 総評
- 各分析結果のまとめ: セイヒョーは冷凍食品製造において比較的高いシェアを持ち、特に森永乳業向けOEM製品が主力である。しかし、原材料価格高騰や物流コスト上昇への対応が課題である。株価はPERが業界平均より高く割安だが、安値圏にあり、短期的には上昇傾向が弱い。
- 全体的な見解: 長期的には事業モデルの持続可能性は高いが、短期的には株価の見通しは慎重を期す必要がある。投資判断には、市場動向や原材料価格の変動に注意を払う必要がある。
企業情報
| 銘柄コード | 2872 |
| 企業名 | セイヒョー |
| URL | http://www.seihyo.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
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