決算説明：クオールホールディングス（3034）

2025年３月期　第２四半期決算説明資料

基本情報

• セグメント: 薬局事業、BPO事業、製薬事業

業績サマリー

• 主要指標:
  • 営業収益：124,771百万円 (前年同期比40.9%増)
  • 営業利益：6,096百万円 (前年同期比71.3%増)
  • 経常利益：6,220百万円 (前年同期比69.2%増)
  • 純利益：1,211百万円 (前年同期比▲35.8%減) ※親会社株主に帰属する中間純利益
  • 1株当たり利益：32.43円 (前年同期比▲36.2%減) ※中間純利益
• 進捗状況: 売上高は通期計画の100.6%達成、営業利益は112.9%達成、経常利益は113.1%達成、純利益は60.6%達成(親会社株主に帰属する中間純利益)。
• セグメント別状況:
  • 薬局事業：売上高84,080百万円(前年同期比3.8%増)、セグメント利益4,232百万円(前年同期比▲10.2%減)
  • BPO事業：売上高6,755百万円(前年同期比1.2%増)、セグメント利益928百万円(前年同期比15.9%増)
  • 製薬事業：売上高33,936百万円、セグメント利益2,742百万円(利益率8.1%)

業績の背景分析

• 業績概要: 過去最高の売上高と営業利益・経常利益を達成。第一三共エスファの連結子会社化(株式保有割合51%)の影響が大きい。
• 増減要因: 売上高増加は薬局事業のM&A、新規出店、在宅・施設調剤の推進による受付回数増加、製薬事業の第一三共エスファ連結子会社化によるもの。利益減少要因は薬局事業のコスト増加、一過性の特別損失計上など。
• リスク要因: 為替変動、規制変更、サプライチェーン問題

戦略と施策

• 現在の戦略: 3か年中期計画に基づき、各事業での成長とグループシナジーの最大化を目指す。
• 進行中の施策: 薬局事業では新店・M&Aによる店舗拡大、オンライン専門薬局の展開、医療の質向上、既存店受付回数の増加、調剤以外の収益拡大など。BPO事業では規模拡大。製薬事業では新製品の開発・販売、既存製品の売上拡大など。
• セグメント別施策: 各セグメントの施策は上記の通り。

将来予測と見通し

• 業績予想: 売上高270,000百万円、営業利益15,000百万円、純利益5,000百万円(親会社株主に帰属する利益)を計画。
• 中長期計画: 2026年度に売上高3,000億円、営業利益240億円を目指す3か年計画を策定。

配当と株主還元

• 配当方針: 2025年3月期は年間34円の配当を実施予定(前期比4円増配)。
• 配当実績: 中間配当15円、期末配当19円(予想)。

製品やサービス

• 製品: 製薬事業においてAG新製品の開発・販売、既存製品の売上拡大を推進。
• サービス: 薬局事業ではオンライン専門薬局を展開。
• 協業・提携: サントリーウエルネスとの協業など。

重要な注記

• 会計方針: 報告セグメントの変更。

まとめ

クオールホールディングスは、2025年3月期第2四半期に過去最高の売上高と営業利益・経常利益を達成しました。これは、薬局事業のM&Aや新規出店、第一三共エスファの連結子会社化によるものです。今後の成長戦略としては、各事業セグメントにおける成長戦略とグループシナジーの最大化を目指し、2026年度には売上高3,000億円、営業利益240億円を目指しています。

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