1. 企業情報
- 企業名: 株式会社L is B
- 事業内容: ビジネスチャット「direct」を中心とした現場DXサービスの開発・提供を行っている。特に建設業向けに強みを持ち、現場作業のDX化支援サービスを展開している。
- 設立年月日: 2010年9月29日
- 代表者名: 横井 太輔
- 市場区分: 東京証券取引所グロース市場
- 業種: 情報通信・サービスその他
2. 業界のポジションと市場シェア
- 競争優位性: DXソリューション市場において、特に建設業向けのニーズに応えるサービスを提供しており、専門性が高い。
- 課題: 業界全体が急成長している中で、競合他社との競争が激化している。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営ビジョン: DX化を通じて、企業の生産性向上を支援すること。
- 中期経営計画: DXソリューション事業の拡大を目指し、特にSaaS型サービスの充実を図る。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: サブスクリプション型のビジネスモデルで、安定した収益を見込むことができる。
- 市場ニーズの変化への適応力: デジタル化の進展に伴い、需要が高まっているため、柔軟に対応できる体制を整えている。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: ビジネスチャット「direct」は、ユーザーのニーズに応じた機能追加や改善を行っている。
- 収益を牽引している製品: SaaS型ビジネスチャット「direct」が主力製品であり、業界内でのシェア拡大を目指している。
6. 株価の評価
- 現在の株価: 615.0円
- PER: 27.89倍(業界平均66.2倍と比較して割安)
- PBR: 1.82倍(業界平均3.5倍と比較して割安)
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近の株価は610円から624円の範囲で推移しており、年初来安値605円に近い水準であるため、安値圏と考えられる。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 1,279,912千円(前年同期比31.7%増)
- 営業利益: 38,107千円(前年同期は営業損失)
- 純利益: 46,056千円(前年同期は純損失)
- ROE: 7.50%
- 自己資本比率: 48.2%(第3四半期末は72.2%に改善)
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 0.00%(2024年12月期は配当予想なし)
- 株主還元策: 現在のところ自社株買いなどの具体的な株主還元策は発表されていない。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の変動傾向: 直近10日間で株価は上昇傾向にあり、特に1月16日からの回復が見られる。
- 影響要因: 業績改善の期待や市場全体のデジタル化推進が影響している。
11. 総評
株式会社L is Bは、DXソリューション市場において特に建設業向けのビジネスチャット「direct」を中心に成長を目指している企業です。業績は改善傾向にあり、安定した収益モデルを持つ一方で、競争が激化している業界での地位を確立する必要があります。株価は現在安値圏にあり、PERやPBRの観点からも割安感がありますが、配当政策が未定であることは留意が必要です。今後の業績予想や市場動向に注目が集まります。
企業情報
銘柄コード | 145A |
企業名 | L is B |
URL | https://l-is-b.com/ja/ |
市場区分 | グロース市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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