1. 企業情報
企業名: 太平洋興発株式会社
概要: 太平洋興発は、日本の総合商社であり、主に石炭・鉱業機器の販売、不動産管理、保険代理店業務、建設工事請負、肥料販売、情報処理サービスなどを手掛けています。1920年に設立され、東京を本拠地としています。
事業内容:
- 連結事業: 不動産7(30)、商事63(2)、サービス13(7)、建設11(2)、肥料5(5)
- 市場区分: スタンダード（内国株式）
- 17業種区分: 商社・卸売
- 33業種区分: 卸売業
設立年月日: 1920年4月22日
代表者名: 板垣好紀
従業員数: 672人
平均年齢: 59.6歳
平均年収: 3,710千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題について:
- 競争優位性: 多角化された事業ポートフォリオにより、市場の変動に対するリスクを分散。
- 課題: 石炭業界の衰退による商事セグメントの収益減少。不動産セグメントが比較的好調。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
- 不動産の賃貸・販売を拡大する意向。
- バイオマス燃料・輸入炭の販売を継続。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
- 不動産事業の拡大
- 商事セグメントの再構築
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力など:
- 多角化された事業により、市場ニーズの変化に柔軟に対応できる。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
- 情報処理サービスにおける技術革新。
- 主力製品: 石炭、農業用肥料。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較など:
- EPS（会社予想）: 81.76
- BPS（実績）: 2,013.65
- PER（会社予想）: 8.67倍
- 現在の株価: 709円
- 株価とEPSの比率: 8.44倍（PER/EPS比）
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
- 50日移動平均: 716.12円
- 200日移動平均: 758.22円
- 年初来高値: 875円
- 年初来安値: 697円
- 現在の株価: 709円（高値圏からやや下落中）
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上（過去12か月）: 39.52B円
- 利益（過去12か月）: 523M円
- ROE（過去12か月）: 3.29%
- ROA（過去12か月）: 1.31%
- キャッシュフロー（過去12か月）: 1.93B円
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 5.50%
- 配当性向: 57.88%
- 年間配当金予想: 39.00円
自社株買いなどの株主還元策:
- 自社株買いの情報は提供されていません。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
- 直近10日間の株価は、701円から739円の間で変動。
- 最近の株価は、700円台後半で推移。
株価への影響を与える要因など:
- 商事セグメントの石炭販売の減少による業績への影響。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
- 太平洋興発は多角化された事業ポートフォリオにより、市場の変動に対するリスクを分散している。しかし、商事セグメントの収益減少が懸念される。株価は年初来高値からやや下落しており、テクニカル分析では中立的な位置にいる。財務面ではROEとROAが堅調であり、株主還元も積極的である。全体的に、事業ポートフォリオの多様性と株主還元の観点から投資価値は高いが、商事セグメントの業績悪化へのリスクは注意が必要である。
企業情報
| 銘柄コード | 8835 |
| 企業名 | 太平洋興発 |
| URL | http://www.taiheiyo.net/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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