1. 企業情報
企業名: エニグモ (Enigmo Inc.)
概要: エニグモは日本のインターネット小売業を手掛ける企業で、ファッションアイテムの個人輸入代行ソーシャル通販サイト「BUYMA」を運営しています。また、BUYMA TRAVELを通じて日本の旅行者向けにプライベートツアーを提供しています。さらに、STYLE HAUSではファッション、ライフスタイル、コスメのレコメンデーションを提供しています。
事業内容: ソーシャルコマース
設立年月日: 2004年2月10日
代表者名: 須田 将啓
住所: 東京都港区赤坂8-1-22 NMF青山一丁目ビル
市場区分: プライム（内国株式）
業種区分: 情報・通信業
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性: BUYMAはファッション小売市場で高いシェアを持ち、海外在住のバイヤーの個人輸入代行サービスを提供する独自性があります。
課題: 世界経済の不透明感やインフレ、為替変動による影響への対応が重要です。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略: 中期計画では2027年1月期の売上高100億円達成を目指しています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野: サービス強化、新規事業の展開、各セグメントの戦略の強化。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力: BUYMAの収益モデルは売買手数料に依存しており、市場ニーズの変化に適応する能力が持続可能性に影響します。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性: 技術革新は主にBUYMAのプラットフォームの強化に向けられています。
収益を牽引している製品やサービス: BUYMAが主力で、BUYMA TRAVELも事業の成長に寄与しています。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
– EPS（会社予想）: 8.42円
– BPS（実績）: 274.50円
– 株価: 322円
– PER（会社予想）: 38.12倍
現在の株価はEPSを基にすると割安と判断できます。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
– 50日移動平均線: 301.20円
– 200日移動平均線: 324.20円
– 現在の株価: 322円
– 現在の株価は200日移動平均線より高く、高値圏に位置しています。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
– 売上高（過去12か月）: 62億03千万円
– 利益率: 18.17%
– ROE（過去12か月）: 22.66%
– ROA（過去12か月）: 20.07%
– キャッシュフロー（過去12か月）: 6800万円
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する:
– 売上高は年々増加傾向にあり、利益率も上昇しています。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
– 配当利回り（会社予想）: 3.12%
– 配当性向: 61.92%
自社株買いなどの株主還元策:
– 自己株式取得を行っています。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
– 直近10日間の株価は上昇傾向にあり、特に1月16日から1月20日までで15%の上昇が見られます。
株価への影響を与える要因:
– 世界経済の不透明感やインフレ、為替変動の影響が重要。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
エニグモはファッション小売市場で高いシェアを持つBUYMAを通じて収益を生み出しており、事業モデルの持続可能性は高いと言える。株価は200日移動平均線を上回っており、高値圏に位置している。財務面では健全なROEとROAを維持しており、過去数年で売上高と利益率が上昇している。株主還元は配当性向と自己株式取得により行われている。しかし、世界経済の不透明感やインフレ、為替変動による影響への対応が重要である。
企業情報
| 銘柄コード | 3665 |
| 企業名 | エニグモ |
| URL | http://www.enigmo.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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