1. 企業情報
企業名: ネオジャパン株式会社
概要:
ネオジャパンは、日本のソフトウェア開発および販売会社です。主な製品にはグループウェア「desknet's NEO」、カスタムビジネスアプリケーション作成ツール「AppSuite」、チャットベースのビジネスコミュニケーションツール「ChatLuck」、ウェブベースのメールシステム「Denbun」などがあります。また、ソフトウェアのレンタル・カスタマイズ、システム統合サービス、e-ビジネスシステム、eコマースウェブサイト構築、インフラストラクチャ、ミドルウェア、アプリケーションサービスプロバイダーウェブサイト構築、オンライン情報配信サービスなども提供しています。幅広い顧客層にサービスを提供しており、主に中小企業、大企業、学校、病院、地方自治体、公的機関向けです。
設立: 1992年2月29日
本社: 横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークタワー
代表者: 齋藤晶議
従業員数: 285人
平均年齢: 35.9歳
平均年収: 5,580万円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界: ソフトウェア – アプリケーション
セクター: テクノロジー
業界内での競争優位性:
ネオジャパンは日本のソフトウェア市場でグループウェア大手として知られています。クラウドサービスとパッケージ版の2本柱を持ち、特に中小企業向けのソリューションが強みです。クラウドサービスの開発・保守も行っています。
課題:
競合他社との差別化が求められる市場であり、技術革新への対応や新興市場の開拓が課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョンと戦略:
ネオジャパンは、テクノロジーの進化に対応し、顧客のニーズに応えるためのシステム開発サービスの拡大と、クラウドサービスの強化を掲げています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
– クラウドサービスの拡大と保守
– システム統合サービスの強化
– 新興市場への進出
– 自社製品のレンタル・カスタマイズサービスの拡大
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル:
主にソフトウェアの開発・販売、システム開発サービス、レンタル・カスタマイズサービスによる収益モデルです。
市場ニーズの変化への適応力:
クラウドサービスの需要が高まっており、ネオジャパンはこれを積極的に活用しています。また、継続的な技術革新と製品のアップデートにより市場ニーズへの適応力を高めています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向と独自性:
ネオジャパンは継続的な技術革新を推進しており、特にクラウドサービスの開発に注力しています。独自のグループウェア「desknet's NEO」やカスタムアプリケーション作成ツール「AppSuite」は主力製品です。
収益を牽引している製品やサービス:
主力製品は「desknet's NEO」と「AppSuite」で、これらは中小企業向けのグループウェアとカスタムアプリケーション作成ツールとして高い評価を得ています。
6. 株価の評価
EPS（会社予想）: 93.73
BPS（実績）: 420.18
PER（会社予想）: 18.18倍
PBR（実績）: 4.06倍
現在の株価との比較:
現在の株価1,702円に対して、BPSは420.18円と高く、PERは18.18倍と中程度となっています。PBRは4.06倍と低く、株価が割安である可能性が示唆されます。
7. テクニカル分析
株価推移:
直近10日間の株価は1,700円から1,717円の間で変動しており、安値圏から高値圏を行き来しています。現在の株価は50日移動平均線（1,807.96円）より低く、200日移動平均線（1,718.89円）より高く、中長期的には上昇トレンドにあります。
8. 財務諸表分析
売上高: 過去12か月で676億円（前年比6.30%増）
利益:
– 営業利益: 1,542百万円（前年比24.54%増）
– 経常利益: 1,604百万円（前年比24.54%増）
– 純利益: 1,077百万円（前年比15.94%増）
キャッシュフロー:
– 営業キャッシュフロー: 1,450百万円
– フリーキャッシュフロー: 1,070百万円
ROE（過去12か月）: 18.71%
ROA（過去12か月）: 11.78%
財務比率:
– 現在の比率: 2.60
– 自己資本比率: 73.4%
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 1.82%
1株配当（会社予想）: 31.00円
配当性向: 47.25%
株主還元策:
自社株買いも行っており、株主還元に積極的です。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向:
直近10日間で株価は1,700円から1,717円の間で変動しており、上昇傾向にあります。
株価への影響を与える要因:
技術革新、新製品の発売、業績予測の修正、市場環境などが主要な要因です。
11. 総評
各分析結果の簡潔なまとめ:
ネオジャパンは日本のソフトウェア市場で強みを持つ企業であり、特にグループウェアとカスタムアプリケーション作成ツールが主力製品です。経営陣はクラウドサービスの拡大とシステム開発サービスの強化に注力しており、中期経営計画では新興市場への進出も掲げています。財務面では健全なROEとROAを維持しており、株主還元にも積極的です。
全体的な見解:
ネオジャパンは技術革新と市場ニーズへの適応力が強みであり、株価も中長期的に上昇トレンドにあります。ただし、競合他社との競争や技術革新への対応が今後の課題となります。株価は割安である可能性が高いため、投資機会として注目できる企業です。
企業情報
| 銘柄コード | 3921 |
| 企業名 | ネオジャパン |
| URL | http://www.neo.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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