1. 企業情報
企業名: ネオジャパン株式会社
設立年月日: 1992年2月29日
所在地: 〒220-8110 横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークタワー
事業内容:
ネオジャパンは、グループウェアソフト「desknet's NEO」を中心に、カスタムビジネスアプリケーション作成ツール「AppSuite」、ビジネスコミュニケーションツール「ChatLuck」などを開発・販売しています。また、企業向けのウェブベースのメールシステム「Denbun」や、ファイル転送システム「desknet's DAX」、営業管理システム「desknet's SSS」、顧客関係管理システム「desknet's CAMS」なども提供しています。主な顧客は中小企業、大企業、学校、病院、地方自治体などです。
2. 業界のポジションと市場シェア
ネオジャパンは、国内のグループウェア市場において確固たる地位を築いており、特に中小企業向けのソリューションに強みを持っています。競争優位性としては、使いやすさやカスタマイズ性の高さが挙げられますが、一方で、大手企業との競争や価格競争が課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣は、クラウドサービスの拡充とパッケージ版の強化を両輪として掲げています。中期経営計画では、特にクラウドサービスの開発・保守に注力し、顧客ニーズに応じた柔軟なサービス提供を目指しています。
4. 事業モデルの持続可能性
ネオジャパンの収益モデルは、ソフトウェアの販売とシステム開発サービスから成り立っています。市場ニーズの変化に対しては、クラウドサービスの強化を通じて適応力を高めています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発においては、ユーザーインターフェースの改善や新機能の追加が行われています。主力製品である「desknet's NEO」は、企業のコミュニケーションを効率化するための重要なツールとなっています。
6. 株価の評価
- 現在の株価: 1,702円
- EPS（予想）: 93.73円
- PER（予想）: 18.18倍
- BPS（実績）: 420.18円
- PBR（実績）: 4.06倍
現在のPERは業界平均の23.2倍と比較して低く、株価は相対的に割安と考えられます。
7. テクニカル分析
直近の株価推移を見ると、株価は1,700円台で安定しており、年初来高値（2,174円）からは下落していますが、依然として高値圏からの調整局面にあるといえます。
8. 財務諸表分析
- 売上高（過去12か月）: 6,756百万円
- 営業利益: 1,542百万円
- 純利益: 1,076百万円
- ROE: 15.87%
- 自己資本比率: 73.4%
過去数年にわたり、売上高は増加傾向にあり、利益率も安定しています。特に、営業利益は前年同期比で増加しています。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（予想）: 1.82%
- 1株配当（予想）: 31.00円
- 配当性向: 47.25%
株主還元策としては、安定した配当政策を維持しており、今後も配当の増加が期待されています。
10. 株価モメンタムと投資家関心
直近の株価は安定しており、出来高も一定の水準を保っています。特に、クラウドサービスの需要増加が株価に好影響を与える可能性があります。
11. 総評
ネオジャパンは、安定した成長を続けており、特にクラウドサービスの強化が今後の成長を支える要因となるでしょう。株価は相対的に割安であり、配当政策も安定しています。競争環境には課題があるものの、柔軟な対応力が期待される企業です。
企業情報
| 銘柄コード | 3921 |
| 企業名 | ネオジャパン |
| URL | http://www.neo.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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