1. 企業情報
- 企業名: 中部飼料株式会社
- 概要: 中部飼料は、主に日本国内で配合飼料の製造・販売を行っています。鶏、豚、牛、魚のための飼料を提供し、畜産および水産製品の販売も行っています。さらに、有機肥料や有機成分を製造・販売し、畜産保険も取り扱っています。また、繁殖のための衛生管理、病理検査、技術指導などの医療支援サービスも提供しています。1949年設立、名古屋市に本社を置く独立系配合飼料大手です。
- 事業内容: 配合飼料製造・販売、畜産用機器販売、鶏卵販売、有機肥料製造・販売、畜産診療、技術指導サービス
- 市場区分: プライム（内国株式）
- 住所: 〒460-0003 名古屋市中区錦2-13-19 瀧定名古屋ビル
- 代表者名: 平野 晴信
- 設立年月日: 1949年3月24日
- 従業員数: 487人
- 平均年齢: 41.0歳
- 平均年収: 7,220千円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内でのポジション: 中部飼料は、日本国内の配合飼料市場で首位級の販売量を誇る大手企業です。競合他社との差別化を図り、需要家と直接結びついた独自の飼料品に注力しています。
- 市場シェア: 国内配合飼料市場における首位級のシェアを有しています。
- 競争優位性: 需要家と直接結びついた差別化飼料品の開発と販売、豊富な販売ネットワーク
- 課題: 為替変動や原料価格の上昇、飼料価格安定基金負担金の上昇などによる厳しい市場環境
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 中期経営計画2024に基づき、飼料セグメントの収益力向上と規模拡大、その他セグメントの事業成長の加速、サステナビリティ経営の推進を目指しています。
- 中期経営計画の具体的な施策:
- 飼料セグメントの収益力向上と規模拡大
- その他セグメントの事業成長の加速
- サステナビリティ経営の推進
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 配合飼料の製造・販売、畜産用機器販売、鶏卵販売、有機肥料・有機成分の製造・販売、畜産診療、技術指導サービス
- 市場ニーズへの適応力: 飼料価格の調整や原料ポジション改善、差別化飼料の拡販による増益
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 差別化飼料品の開発と販売
- 収益を牽引する製品やサービス: 差別化飼料品、有機肥料、畜産診療サービス
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 115.00
- BPS（実績）: 2,233.57
- PER（会社予想）: 11.20倍
- PBR（実績）: 0.58倍
- 現在の株価との比較: 株価は1288円で、PERに基づくと割安な水準にあると評価できる。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は1278円から1292円の範囲で推移しており、50日移動平均線（1310.70円）と200日移動平均線（1413.03円）の間で安定している。
- 高値圏か安値圏か: 中間的な位置にあり、上昇傾向が続いている。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12か月で218.99B円（前年比-11.00%）
- 利益: 営業利益2,186百万円、経常利益2,431百万円、純利益1,805百万円
- ROE（実績）: 6.77%
- ROA（実績）: 3.42%
- キャッシュフロー: 総キャッシュ8.79B円、総負債8.11B円、総資産984億15百万円
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 3.88%
- 1株配当（会社予想）: 50.00円
- 配当性向: 32.49%
- 自社株買い: 保有株数800,375株（自己資本比率67.1%）
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近変動傾向: 上昇傾向が続いている。
- 株価への影響を与える要因: 為替変動、原料価格変動、飼料価格安定基金負担金、規制環境など
11. 総評
中部飼料は、日本国内の配合飼料市場で首位級のシェアを誇る大手企業です。競合他社との差別化を図り、需要家と直接結びついた独自の飼料品に注力しています。中期経営計画に基づき、飼料セグメントの収益力向上と規模拡大、その他セグメントの事業成長の加速、サステナビリティ経営の推進を目指しています。株価はPERに基づくと割安な水準にあると評価でき、上昇傾向が続いています。財務面でも健全で、ROEとROAが業界平均を上回っています。株主還元も積極的で、安定した配当利回りが期待できます。
企業情報
| 銘柄コード | 2053 |
| 企業名 | 中部飼料 |
| URL | http://www.chubushiryo.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
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