1. 企業情報
企業名: ステムセル研究所
概要: 再生医療を目的に、さい帯血の分離・保管を行う細胞バンク事業。臍帯血の処理・保管の細胞バンク事業で国内民間市場ほぼ独占。
設立年月日: 1999年8月5日
代表者名: 清水 崇文
住所: 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-21-19 東急虎ノ門ビル
事業内容: 細胞バンク事業（さい帯・さい帯血の保管、関連サービス）、再生医療・細胞治療関連研究開発
上場取引所: 東京証券取引所
2. 業界のポジションと市場シェア
業界: バイオテクノロジー
市場シェア: 日本国内の民間細胞バンク市場でほぼ独占
競争優位性: 国内市場における高いシェアと技術力
課題: 規制環境の変化や新規参入企業への対抗
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン: 国内外での細胞バンク事業の拡大と再生医療の研究開発
中期経営計画: 20,000検体（国内出生数に対する保管率約3%）を目指す。東南アジア市場への進出を計画。
重点分野: 細胞バンク事業、再生医療関連研究開発
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: 細胞バンク事業による保管料と技術料
市場ニーズへの適応力: 保管検体の増加と新たなサービス開始による売上増加
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向: 自閉症スペクトラム障害に対する自家臍帯血有核細胞を用いた治療法の臨床研究開始
主力製品: 臍帯血の保管サービス
6. 株価の評価
株価: 1,421円
EPS（会社予想）: 48.80
BPS（実績）: 280.09
PER（会社予想）: 29.12倍
PBR（実績）: 5.07倍
現在の株価との比較: PERは業界平均（25.7倍）より高め
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は1,313円から1,481円の間で変動
高値圏か安値圏か: 50日移動平均（1,420.88円）よりやや高値圏、200日移動平均（1,634.58円）より低値圏
8. 財務諸表分析
売上高（過去12か月）: 258億円（前年比17.50%増）
利益率: 営業利益率18.14%、ROE15.99%
キャッシュフロー: 営業活動によるキャッシュフロー301,112千円（前年比増）
ROE（実績）: 12.42%
自己資本比率（実績）: 41.1%
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 1.76%
1株配当（会社予想）: 25円
配当性向: 0.00%
自社株買い: なし
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近変動傾向: 上昇傾向
影響を与える要因: 規制環境の変化、為替変動、原材料価格変動
11. 総評
各分析結果の簡潔なまとめ:
ステムセル研究所は国内細胞バンク市場で高いシェアを誇り、再生医療の研究開発に力を入れる企業です。事業モデルは持続可能で、技術革新により市場ニーズに適応しています。株価はPERが業界平均より高めですが、テクニカル分析では高値圏に位置しています。財務状況は健全で、売上高と利益が増加傾向にあります。株主還元は配当予想が設定されており、投資家関心は高めです。
全体的な見解: 事業拡大と技術革新により将来性は高いが、市場リスクに注意が必要。株価は高値圏に位置しており、投資判断には慎重を期すべき。
企業情報
| 銘柄コード | 7096 |
| 企業名 | ステムセル研究所 |
| URL | https://www.stemcell.co.jp/corporate/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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