決算説明：グローリー（6457）

2025年３月期 第２四半期（中間期）決算説明資料

基本情報

• 企業概要: グローリー株式会社、現金自動処理機等の製造・販売、代表取締役社長 原田 明浩
• 説明者:
  • 原田 明浩（代表取締役社長）: 決算ダイジェスト発表
  • 田中 千也（執行役員 経営戦略本部長）: 決算概要、連結業績予想発表
• 報告期間: 2025年3月期 中間期
• セグメント: 海外市場、金融市場、流通・交通市場、遊技市場、その他

業績サマリー

• 主要指標:
  • 売上高: 1,850億円（前年同期比 +17.3%）
  • 営業利益: 191億円（前年同期比 +14.1%）
  • 経常利益: 143億円（前年同期比 -7.1%）
  • 純利益: 73億円（前年同期比 -12.0%）
• 進捗状況: 中間期売上高は過去最高。通期業績予想は上方修正。
• セグメント別状況:
  • 海外市場: 売上高968億円(前年同期比+21.2%)、営業利益1億円(前年同期比-80.0%)
  • 金融市場: 売上高269億円(前年同期比-10.3%)、営業利益51億円(前年同期比-38.6%)
  • 流通・交通市場: 売上高416億円(前年同期比+32.5%)、営業利益87億円(前年同期比+148.6%)
  • 遊技市場: 売上高163億円(前年同期比+19.9%)、営業利益54億円(前年同期比+17.4%)
  • その他: 売上高33億円(前年同期比+26.9%)、営業利益-2億円

業績の背景分析

• 業績概要: 新紙幣への対応、海外市場の大口案件獲得、アクレレック社とのシナジー効果、フルイド社の事業戦略実行と案件獲得が貢献。一方で、新紙幣対応に伴う増産が一巡し稼働率低下、販管費増加が影響。
• 増減要因: 新紙幣対応、海外リテール市場での販売増加が売上高増加に貢献。新紙幣対応に伴う増産が一巡し稼働率低下、海外関係会社のコスト増加が営業利益を減少させた。
• リスク要因: 為替変動、規制変更、サプライチェーン問題

戦略と施策

• 現在の戦略: 中期経営計画に基づき、海外リテール市場、セルフ化ニーズへの対応を強化。
• 進行中の施策: 米州における子会社間のシステム統合、保守事業内製化の推進、レボリューション社買収後の米州リテール事業の成長。
• セグメント別施策: 各セグメントで、大口案件獲得、製品販売拡大、コスト削減、システム統合などを推進。

将来予測と見通し

• 業績予想:
  • 売上高: 3,620億円（前年同期比 -2.8%）
  • 営業利益: 300億円（前年同期比 -41.4%）
  • 純利益: 130億円（前年同期比 -56.1%）
• 中長期計画: 中期経営計画の進捗状況と目標達成の可能性については言及なし。
• マクロ経済の影響: 為替変動、金利、需要動向などが業績に影響を与える可能性がある。

製品やサービス

• 製品: 現金自動処理機、セルフサービスキオスク、紙幣入出金機、レジつり銭機など。
• 協業・提携: アクレレック社、フルイド社、レボリューション社などとの協業。

重要な注記

• リスク要因: 為替変動、規制変更、サプライチェーン問題など。

まとめ

グローリー株式会社は、2025年3月期中間期において過去最高売上高を達成しました。新紙幣対応や海外市場での販売増加が業績を押し上げましたが、新紙幣対応に伴う増産の一巡やコスト増加も影響を与えています。通期予想は上方修正されましたが、新紙幣関連需要の収束による減益が予想されています。今後の成長には、海外リテール市場の開拓、セルフ化ニーズへの対応強化が重要となります。

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