1. 企業情報
- 企業名: トップカルチャー株式会社
- 設立年月日: 1986年12月12日
- 所在地: 新潟市西区小針4-9-1
- 事業内容: 書籍や文具、音楽、映像ソフトの販売・レンタルを行う複合店「蔦屋書店」を展開。また、サッカークラブやサッカースクールの運営、訪問看護事業、コワーキングスペースの運営も手掛けている。2023年にレンタル事業から完全撤退し、書籍以外の商材を拡大中。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内の競争優位性: 蔦屋書店というブランドを持ち、地域密着型の店舗展開を行っていることが強み。
- 課題: 消費者の節約志向の強まりや、デジタルコンテンツの普及により、従来の書籍販売が厳しい状況にある。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 地域に根ざした文化の発信と、顧客ニーズに応じた商品展開を目指す。
- 中期経営計画: 2024年から2026年にかけて収益改善を図る計画で、書籍以外の商材の拡大に注力。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 書籍販売に加え、スポーツ関連事業や訪問看護など多角化を図っているが、全体的な収益性は低迷中。
- 市場ニーズへの適応力: デジタル化の進展に対する対応が求められている。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 特に新しい技術革新は見られないが、ARスポーツへの進出など新たな取り組みがある。
- 主力製品: 蔦屋書店での書籍や文具、音楽・映像ソフトの販売が中心。
6. 株価の評価
- 現在の株価: 130.0円
- EPS（予想）: -8.97
- PBR（実績）: -36.98
- 業界平均PER: 21.1
- 業界平均PBR: 1.3
- 評価: 現在の株価は業界平均と比較して割安感があるが、負のEPSが影響。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 最近の株価は130円前後で推移しており、年初来高値210円、安値119円の範囲内。
- 現在の株価圏: 現在は安値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 18,480百万円（前年比-2.8%）
- 営業利益: -797百万円
- 純利益: -1,350百万円
- ROE: -51.71%
- 自己資本比率: 10.0%
- 傾向: 過去数年で売上高が減少傾向にあり、収益性も悪化している。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 0.00%
- 配当性向: 0.00%
- 株主還元策: 現在は配当を出しておらず、自社株買いなどの情報も乏しい。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 直近の株価変動: 株価は安定しており、急激な変動は見られない。
- 影響要因: 業績の悪化や市場全体の動向が影響している。
11. 総評
トップカルチャーは、地域密着型の複合店を展開し、書籍以外の商材拡大を進めているが、業績は厳しい状況が続いています。特に、消費者の節約志向やデジタルコンテンツの普及が影響を与えており、今後の収益改善が期待されるものの、依然として課題は多いです。株価は現在安値圏にあり、業界平均と比較すると割安感がありますが、EPSが負であるため、投資判断には慎重さが求められます。
企業情報
| 銘柄コード | 7640 |
| 企業名 | トップカルチャー |
| URL | http://topculture.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
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