1. 企業情報
- 企業名: 第一実業株式会社
- 概要: 機械商社・エンジニアリング拡充。プラント・エネルギー関連、自動車、実装機など多彩。エンジニアリング商社。化学プラント・リチウムイオン電池製造装置、半導体、実装機と幅広い事業を展開。
- 事業内容:
- プラント・エネルギー関連
- エナジーソリューションズ
- 産業機械
- エレクトロニクス
- 自動車
- ヘルスケア
- 航空・インフラ
- 市場区分: プライム（内国株式）
- 17業種区分: 商社・卸売
- 33業種区分: 卸売業
- 住所: 〒101-8222 東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ
- 代表者名: 宇野 一郎
- 設立年月日: 1948年8月12日
- 従業員数: 1,455人
- 平均年齢: 40.4歳
- 平均年収: 9,370千円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 幅広い事業分野での豊富な経験と実績、大規模案件の獲得力が競争優位性。
- 課題: 世界経済の減速、地政学リスクの増大、物価高による消費への影響や人手不足の深刻化など。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣が掲げるビジョンや戦略: 海外向けリチウムイオン電池製造設備等の大口案件の売上計上や、国内外向けの各種プラント用設備の売上が増加。
- 中期経営計画の具体的な施策や重点分野: 売上高200,000百万円(対前期比6.5%増)、営業利益10,000百万円(対前期比10.0%増)、経常利益10,300百万円(対前期比14.4%増)、純利益7,300百万円(対前期比△2.2%減)
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデルや市場ニーズの変化への適応力: 世界的な半導体需要の回復、インバウンド需要の継続的な拡大、価格転嫁の進展を背景に緩やかな回復基調。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向や独自性: 技術革新により、リチウムイオン電池製造装置、半導体、実装機の開発に注力。
- 収益を牽引している製品やサービス: リチウムイオン電池製造装置、プラント用設備
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 230.11
- BPS（実績）: 2,419.58
- PER（会社予想）: 11.26倍
- PBR（実績）: 1.07倍
- 現在の株価との比較: 株価2590円に対して、PERが11.26倍と業界平均PER12.1より低い。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間で株価は2562円から2590円まで上昇。
- 高値圏か安値圏か: 50-Day Moving Average 2676.10、200-Day Moving Average 2392.36を上回っており、高値圏にある。
8. 財務諸表分析
- 売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高: 過去12か月で210.44B
- 利益率: 4.41%
- ROE（過去12か月）: 12.87%
- ROA（過去12か月）: 4.18%
- キャッシュフロー: 2.31B（過去12か月）
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 2.97%
- 1株配当（会社予想）: 77.00円
- 配当性向: 29.47%
- 自社株買い: 自己資本比率が40.6%と高水準。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）: 直近10日間で上昇トレンドを示している。
- 株価への影響を与える要因: 世界的な半導体需要の回復、インバウンド需要の継続的な拡大、価格転嫁の進展。
11. 総評
- 各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
第一実業は幅広い事業分野で競争力を持つ企業であり、特にリチウムイオン電池製造装置、プラント用設備の開発で高い評価を受けている。株価は高値圏にあり、技術革新と市場ニーズの変化への適応力が強みである。しかし、世界経済の減速や地政学リスクなどリスク要因も考慮に入れる必要がある。株主還元は積極的で、配当性向も適切に管理されている。
企業情報
| 銘柄コード | 8059 |
| 企業名 | 第一実業 |
| URL | https://www.djk.co.jp |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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