1. 企業情報
- 企業名: 第一実業株式会社
- 設立年月日: 1948年8月12日
- 所在地: 東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ
- 事業内容: 機械商社として、プラント・エネルギー関連、自動車、実装機など多彩な分野で事業を展開。化学プラントやリチウムイオン電池製造装置、半導体、実装機などを扱うエンジニアリング商社。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 幅広い事業分野と高い技術力を持ち、特にエネルギー関連や自動車分野での強みがある。リチウムイオン電池や半導体市場の成長を取り込むことで、競争優位性を維持。
- 課題: 世界経済の減速や地政学リスク、物価高による影響が懸念される。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 持続可能な成長を目指し、エネルギーや環境関連の事業を強化。
- 中期経営計画: 海外市場への進出や新技術の導入を進め、リチウムイオン電池や半導体関連の事業を拡大。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: プラント・エネルギー事業を中心に、安定した収益を確保。市場ニーズの変化に対しても、エンジニアリング能力を活かして柔軟に対応。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: リチウムイオン電池や半導体製造装置における技術革新を推進。
- 主力製品: 化学プラント、エネルギー関連設備、半導体製造装置が収益を牽引。
6. 株価の評価
- PER: 11.26倍（業界平均12.1倍に対して割安）
- PBR: 1.07倍（業界平均1.0倍に対して若干割安）
- EPS: 230.11円、BPS: 2,419.58円
7. テクニカル分析
- 株価推移: 現在の株価は2,590円で、年初来高値2,933円に対して下落傾向。過去10日間の株価は高値圏からの調整中。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 187,790百万円（前年比+22%）
- 営業利益: 9,097百万円
- 純利益: 7,461百万円（前年比+18%）
- ROE: 10.91%
- 自己資本比率: 37.8%
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 2.97%
- 配当性向: 29.47%
- 自社株買い: 現在のところ特に実施されていない。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近変動: 株価は過去10日間で上昇・下降を繰り返しており、現在は安値圏に近い。
- 影響要因: 世界経済の動向、半導体需要の回復が株価に影響を与えている。
11. 総評
第一実業は、エネルギー関連や自動車分野での強みを持つエンジニアリング商社であり、堅実な成長を続けています。株価は業界平均に対して割安感があり、配当利回りも魅力的です。ただし、世界経済の不確実性や競争の激化がリスク要因として存在します。今後の成長戦略と市場動向に注目が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 8059 |
| 企業名 | 第一実業 |
| URL | https://www.djk.co.jp |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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