1. 企業情報
企業名: アンジェス株式会社
概要: アンジェスは遺伝子医薬品の研究開発を行うバイオテクノロジー企業です。主力製品は血管成長因子（HGF）プラズミドを用いた遺伝子治療薬で、虚血性疾患の治療を対象としています。他にも核酸医薬品、アレルギー治療薬、医療機器、がん治療薬、高血圧治療薬などの開発を進めています。
事業内容: 遺伝子医薬品の開発と販売
設立日: 1999年12月17日
代表者: 山田 英（代表取締役社長）
従業員数: 62人
本社所在地: 東京都港区芝4-13-3 PMO田町2
証券コード: 4563
2. 業界のポジションと市場シェア
業界: バイオテクノロジー
市場ポジション: アンジェスは遺伝子治療薬の開発において国内外で競争力を持つ企業の一つです。特に血管成長因子（HGF）プラズミドを用いた治療薬は独自性を持つ。
競争優位性: 独自の遺伝子治療技術と、複数の治療分野における開発プロジェクトが競争優位性を支える。
課題: 高額な研究開発費用と、長期にわたる臨床試験の必要性。市場での製品の認知度向上が課題。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン: アンジェスは遺伝子治療薬を通じて、虚血性疾患やその他の難病の治療に革命をもたらすことを目指しています。
中期経営計画: 新薬の開発と既存製品のマーケット拡大を重点分野として掲げ、特にがん治療薬や高血圧治療薬の開発を推進。
具体的な施策: 研究開発への投資強化、海外市場への進出、パートナーシップの拡大。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: 主に製品の販売による収益を得る。
市場ニーズへの適応力: 遺伝子治療薬市場は成長が見込まれるが、規制や倫理的な課題もある。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向: 遺伝子治療技術の継続的な革新を推進。
主力製品: 血管成長因子（HGF）プラズミドを用いた遺伝子治療薬。
収益を牽引する製品: ゾキンヴィ（販売開始による売上増加の要因）
6. 株価の評価
株価: 48.0円
EPS（連）: -39.04
BPS（実績）: 86.01
現在の株価との比較: 株価は52週高値（98円）から大きく下落しており、現在は52週安値（43円）付近で推移している。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間で株価は48円から54円まで上昇し、その後48円から49円まで小幅な変動を示している。
高値圏/安値圏: 52週高値から大きく下落しており、安値圏にあり。
8. 財務諸表分析
売上高（過去12か月）: 521百万円
利益率: 0.00%
ROE（過去12か月）: -38.33%
ROA（過去12か月）: -20.43%
キャッシュフロー: 総キャッシュ 2.92B円
負債比率（直近四半期）: 7.20%
過去数年分の傾向: 売上高は急増しているが、営業損失が大きく、ROE、ROAも負の値を示している。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 0.00%
年間配当金予想: 0.00円
自社株買い: 情報なし
株主還元策: 現在は配当を行っていない。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近変動傾向: 直近10日間で株価は小幅な変動を示している。
影響要因: 市場からの評価、研究開発の進捗状況、外部環境（為替、原材料価格など）
11. 総評
各分析結果のまとめ: アンジェスは遺伝子治療薬の開発において高い技術的競争力を持ち、市場で独自性を持つ製品を複数開発中である。しかし、高額な研究開発費用と長期的な臨床試験の必要性、市場での認知度の向上が課題である。財務面では売上高は増加しているが、大きな損失を抱えており、株価は52週高値から大きく下落している。投資家は配当政策や自社株買いなどの株主還元策に期待していない。
全体的な見解: 技術革新と市場ニーズの両面から高い成長性を持つが、財務状況と株価の現状は投資家にとってリスクが大きい。長期的な視点で技術革新と市場進出の成功を待つ必要がある。
企業情報
| 銘柄コード | 4563 |
| 企業名 | アンジェス |
| URL | https://www.anges.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
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