1. 企業情報
企業名: セーラー万年筆株式会社
概要: セーラー万年筆は、文房具を主力とした製品を世界中に生産・販売している老舗企業です。文具事業では、万年筆、ボールペン、メカニカルペン、マーキングペン、その他文房具を手掛けています。ロボット機器事業では、自動取出ロボット、射出成形機用ロボット、ロボット機器の製造販売を行っています。
事業内容: 文具事業、ロボット機器事業
設立年月日: 1932年8月14日
代表者名: 町 克哉
住所: 〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-28 虎ノ門タワーズオフィス
従業員数: 214人
平均年齢: 41.8歳
平均年収: 3,750千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題: セーラー万年筆は文具業界で高い知名度を誇る万年筆の老舗ブランドであり、ロボット機器事業においても技術力が高い。しかし、文具市場は飽和傾向にあり、新製品の開発が課題である。ロボット機器事業においても、市場の競争が激しく、新規事業の展開が求められている。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略: セーラー万年筆は文具事業において新製品の開発と販路拡大を掲げており、ロボット機器事業では医療・食品分野に注力している。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野: 文具事業では新製品の開発と販路拡大、ロボット機器事業では医療・食品分野の営業活動に注力している。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力: 文具事業は市場飽和により成長が限られており、市場ニーズへの適応が課題である。ロボット機器事業は新規市場への展開が求められている。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性: ロボット機器事業において技術革新が期待される。文具事業では、新製品開発が重要である。
収益を牽引している製品やサービス: 文具事業では万年筆が主力製品である。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較: EPS（-52.54）、BPS（70.27）を考慮すると、現在の株価（99円）はBPSと比較して割安である。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か: 直近10日間の株価は94円～101円の範囲で推移しており、50日移動平均線（101円）と200日移動平均線（115.58円）を下回っており、安値圏にあると判断できる。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
– 売上高: 過去12か月で4,494,069百万円（前年比-0.80%）
– 利益: 過去12か月で-1,557,434百万円（営業損失）
– ROE: -47.81%
– ROA: -4.43%
– キャッシュフロー: 過去12か月で-409百万円
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する: 過去数年で売上高は減少傾向、利益は赤字が続いており、ROE、ROAも低水準である。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析: 配当利回りは0.00%、配当性向も0.00%と、配当は行われていない。
自社株買いなどの株主還元策: 自社株買いの情報は提供されていない。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）: 直近10日間で株価は横ばいからわずかに下降傾向にある。
株価への影響を与える要因: 原材料費の高騰、売上減少による固定費率の上昇、市場の動きの鈍化等が影響を与えている。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理: セーラー万年筆は文具業界で高い知名度を誇る老舗企業であり、ロボット機器事業においても技術力が高い。しかし、文具市場の飽和と新製品開発の課題、ロボット機器事業の競争激化が懸念される。財務面では売上高は減少傾向にあり、利益は赤字が続いている。株価は安値圏にあり、テクニカル分析から見ると下降傾向にある。配当は行われていない。全体的に、成長性は限られており、投資判断には慎重を要する。
企業情報
| 銘柄コード | 7992 |
| 企業名 | セーラー万年筆 |
| URL | http://www.sailor.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – その他製品 |
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