決算説明：青山商事（8219）

2025年3月期　第2四半期（中間期）決算説明会

基本情報

• 企業概要: 青山商事株式会社、紳士服小売、青山理 代表取締役社長
• 説明者: 青山理（代表取締役社長）発言概要：中期経営計画の初年度は厳しい出足だったが、下期からスタートする新たな施策を着実に実績に結び付ける、中期経営計画の達成やPBR1倍割れの改善に向けて改革を進める、と発言。
• セグメント: ビジネスウェア事業、カード事業、印刷・メディア事業、雑貨販売事業、総合リペアサービス事業、フランチャイジー事業、不動産事業、その他

業績サマリー

• 主要指標:
  • 営業収益：連結840億円（前年比+10億円）、単体513億円（前年比-4億円）
  • 営業利益：連結6億円（前年比-7億円）、単体13億円（前年比-8億円）
  • 経常利益：連結5億円（前年比-12億円）、単体3億円（前年比-9億円）
  • 純利益：連結6億円（前年比-10億円）、単体6億円（前年比-8億円）
  • 前年同期比：連結売上高101.2%、単体売上高99.1%
• 進捗状況: 中期経営計画に対する達成率：上期未達
• セグメント別状況:
  • ビジネスウェア事業：売上高533億円（計画比-15億円）、営業利益-12億円（計画比-6億円）
  • カード事業：売上高26億円、営業利益11億円
  • 印刷・メディア事業：売上高50億円、営業利益1億円
  • 雑貨販売事業：売上高76億円、営業利益1億円
  • 総合リペアサービス事業：売上高71億円、営業利益0.3億円
  • フランチャイジー事業：売上高76億円、営業利益5億円
  • 不動産事業：売上高15億円、営業利益2億円
  • その他：売上高5億円、営業利益1億円

業績の背景分析

• 業績概要: リベンジ消費の落ち着き、消費マーケットの正常化、原材料価格上昇、円安による物価高騰継続、サステナビリティ意識の高まり、歴史的猛暑と豪雨等災害の影響。
• 増減要因: 売上総利益率低下、原価上昇、人件費増加。
• リスク要因: 市場動向、原材料価格、為替変動、人件費。

戦略と施策

• 現在の戦略: 中期経営計画に基づく5つの基本戦略（既存店の収益力向上、新規出店によるシェア拡大、利益重視経営、グループガバナンスの強化、サステナビリティへの取組み）と新たな成長戦略の追加策定。
• 進行中の施策: 抜本的な組織体制の刷新、システムリプレイス、新リース会計への対応、自己株取得（最大100億円）。
• セグメント別施策:
  • ビジネスウェア事業：オーダー強化、EC強化、新規出店、在庫圧縮、本部費削減。
  • カード事業：キャンペーン効果、キャッシュレス比率向上、自社アプリによるカード決済開始。
  • 印刷・メディア事業：経費削減、原価高騰対策、販路拡大。
  • 雑貨販売事業：売場改善、発注精度見直し、セルフレジ増設。
  • 総合リペアサービス事業：新サービス拡大、海外事業強化。
  • フランチャイジー事業：出店、人員確保。

将来予測と見通し

• 業績予想: 連結売上高1,986億円、営業利益138億円、純利益91億円（修正計画）。単体売上高1,316億円、営業利益97億円、純利益78億円（修正計画）。
• 中長期計画: PBR1倍を目指し、株主還元（配当性向70% or DOE3%、自己株取得）、収益力強化、資本収益性向上、持続的成長に向けた投資、IR活動強化。
• マクロ経済の影響: 地政学的リスク、為替変動、原材料価格上昇、賃金上昇、物価上昇、節約志向。

配当と株主還元

• 配当方針: 連結配当性向70%もしくは株主資本配当率(DOE)3%のいずれか高い方を採用。
• 配当実績: 中間配当30円、修正予想年間配当127円。

製品やサービス

• 製品: スーツ、ジャケット、スラックス、コート、フォーマル、シャツ、カジュアル、レディスウェア、ゼロプレッシャースーツ、CIS.ブランド。
• サービス: オーダー、リペアサービス、カード発行。
• 協業・提携: 株式会社ワンキャリア（社風見える化PROJECT）、TIMEWELL社（BLUE OCEANプログラム）。

重要な注記

• 会計方針: 新リース会計への対応。
• リスク要因: 市場動向、原材料価格、為替変動、人件費、地政学的リスク。
• その他: インドネシア工場稼働開始、新規ブランド「CIS.」発売開始。

製品やサービス

• 製品：スーツ、ジャケット、パンツ、コート、シャツ、カジュアル、レディスウェア、ゼロプレッシャースーツ、CIS.ブランド
• サービス：オーダー、リペアサービス、カード発行

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