1. 企業情報
- 企業名: 大紀アルミニウム工業所
- 概要: 大紀アルミニウム工業所は、アルミニウム合金製品の製造、加工、販売を行っている企業です。主要製品にはダイカスト・鋳物用アルミニウム合金、エネルギー節約小型インゴット、自動車・バイク用電気部品、精密機器などがあります。また、アルミニウム原料の卸売、金属のリサイクル、金属溶解炉の販売、技術サポートなども手掛けています。
- 設立年月日: 1948年10月29日
- 本社所在地: 大阪府大阪市北区中之島3-6-32 ダイビル本館
- 代表者名: 林 繁典
- 従業員数: 1,323人
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: アルミニウム二次合金地金の国内トップ企業であり、ダイカスト・鋳物用製品が主力。東南アジア市場での製販拡大を進めている。
- 市場シェア: 国内トップシェアを誇る。
- 課題: 原料価格の高騰による利益への影響。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣が掲げるビジョンや戦略: 東南アジア市場での事業拡大、特殊材料の拡大、技術革新による競争力強化。
- 中期経営計画の具体的な施策や重点分野: 東南アジアでの製販拡大、新材料の開発、技術サポートの強化。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: アルミニウム製品の製造・販売による収益モデル。
- 市場ニーズへの適応力: 自動車産業の回復による需要増加に対応。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 特殊材料の開発に注力。
- 収益を牽引する製品やサービス: ダイカスト・鋳物用アルミニウム合金、自動車・バイク用電気部品。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 52.26円
- BPS（実績）: 1,866.95円
- PER（会社予想）: 20.32倍
- PBR（実績）: 0.57倍
- 現在の株価との比較: 現在の株価1,062円に対して、PERが20.32倍と、業界平均PER 80.4倍と比較すると割安。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は1,031円から1,064円の間で変動しており、50日移動平均線1,053.32円、200日移動平均線1,155.44円を下回る水準。
- 高値圏か安値圏か: 短期的には安値圏にあり、中長期的には上昇傾向にある。
8. 財務諸表分析
- 売上高（過去12か月）: 262.2B円
- 利益率: 利益率0.97%
- ROE（過去12か月）: 3.41%
- ROA（過去12か月）: 1.58%
- キャッシュフロー: キャッシュフローは健全。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 5.18%
- 1株配当（会社予想）: 55.00円
- 配当性向: 81.82%
- 自社株買い: 自己株式を保有。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近変動傾向: 上昇傾向にある。
- 株価への影響を与える要因: 原材料価格、為替変動。
11. 総評
大紀アルミニウム工業所は、アルミニウム製品の主要メーカーとして、国内トップシェアを誇る。東南アジア市場での事業拡大と新材料開発により、持続可能な成長が見込める。技術革新と市場ニーズへの適応力が強みであり、株価も割安水準にある。しかし、原材料価格の高騰による利益への影響は注意が必要。全体的な見解としては、株価は安値圏であり、中長期的には上昇が期待できる。
企業情報
| 銘柄コード | 5702 |
| 企業名 | 大紀アルミニウム工業所 |
| URL | http://www.dik-net.com/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 鉄鋼・非鉄 – 非鉄金属 |
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