1. 企業情報
- 企業名: 菊池製作所 (Kikuchi Seisakusho Co., Ltd.)
- 概要: 菊池製作所は、金属およびプラスチック製品の設計、加工、製造、販売を行っている企業です。主に工具や金型の製造、金属・プラスチックの射出成形、マグネシウム・スチールインサート、アルミニウム熱間鋳造、板金およびプレス加工などを手掛けています。その他、機械加工、特殊金属・樹脂部品の接合、真空鋳造サービスも提供しています。
- 設立年月日: 1976年3月23日
- 代表者名: 菊池 功
- 本社所在地: 東京都八王子市美山町2161-21
- 従業員数: 362人
- 平均年齢: 44.4歳
- 平均年収: 3,930万円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界: 特殊産業機械
- 市場シェア: 業界内での具体的な市場シェアは不明。
- 競争優位性: ロボット・装置関連製品の開発に注力しており、作業補助ロボット「マッスルスーツ」の開発で技術的競争優位性を持つ。
- 課題: 市場ニーズの高まりはあるものの、各社開発・製品化への取り組み速度が上がらず計画を下回っている。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: ロボット・装置関連製品の開発を推進し、作業補助ロボット「マッスルスーツ」の市場拡大を目指す。
- 中期経営計画: 売上高の増加、営業利益の改善を目指す。今後の見通しでは、売上高5,400百万円、営業利益55百万円、経常利益18百万円、純利益71百万円を見込んでいる。
- 重点分野: ロボット・装置関連製品、精密機器部品の製造。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 製品の製造販売による収益モデル。
- 市場ニーズへの適応力: ロボット・装置関連製品の市場ニーズの高まりに対応するため、技術革新と開発力を重視している。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 作業補助ロボット「マッスルスーツ」の開発に注力。
- 独自性: ロボット・装置関連製品の開発で技術的競争優位性を有する。
- 主力製品: ロボット・装置関連製品、精密機器部品。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 5.88
- BPS（実績）: 402.25
- PER（会社予想）: 45.58倍
- PBR（実績）: 0.67倍
- 現在の株価との比較: 現在の株価268円に対して、BPS 402.25円を考慮すると、PERは約0.67倍となり、業界平均PER11.3倍と比較して割安評価と言える。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は252～293円の範囲で推移しており、52週高値432円、52週安値252円からすると、高値圏に近い水準にある。
- 移動平均線: 50日移動平均線276.54円、200日移動平均線316.35円を下回っており、下降トレンドにある。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12か月で5.29B円（前年比7.70%増）
- 利益率: 営業利益率-21.93%、ROE-18.85%
- キャッシュフロー: 総資産9,248百万円、純資産5,153百万円、自己資本比率52.5%
- 過去数年比較: 売上高は増加傾向だが、営業利益、経常利益、純利益は減少。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 3.73%
- 年間配当予想: 10円
- 配当性向: 0.00%
- 自社株買い: 自社株買いの情報はなし
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価変動傾向: 直近10日間で株価は252～293円の範囲で変動しており、上昇傾向にある。
- 影響要因: 業績予想の改善、市場動向によるロボット・装置関連製品の需要増加などが影響。
11. 総評
菊池製作所は、ロボット・装置関連製品の開発に注力する特殊産業機械メーカーです。技術革新と主力製品に焦点を当て、市場ニーズの高まりに対応しています。しかし、営業利益、経常利益、純利益は減少傾向にあり、財務面でも課題を抱えています。株価は高値圏に近く、テクニカル分析では下降トレンドにあります。全体的な見解としては、技術革新による成長性はあるものの、財務状況の改善が求められます。
企業情報
| 銘柄コード | 3444 |
| 企業名 | 菊池製作所 |
| URL | http://www.kikuchiseisakusho.co.jp |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 金属製品 |
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