1. 企業情報
- 企業名: 大水株式会社
- 概要: 大水は日本国内の水産物卸売業を主要事業とする企業で、主に冷凍魚や加工品に注力しています。スーパーマーケットやレストランへの製品供給、冷蔵倉庫の運営を行っています。1939年に設立され、大阪府大阪市に本社を置いています。
- 事業内容: 水産物販売100%、冷蔵倉庫等0%（2024.3）
- 市場区分: スタンダード（内国株式）
- 業種区分: 卸売業
- 住所: 大阪市福島区野田1-1-86 大阪市中央卸売市場内
- 代表者名: 山橋 英一郎
- 設立年月日: 1939年4月7日
- 従業員数: 466人
- 平均年齢: 45.9歳
- 平均年収: 6,450万円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内でのポジション: 水産物卸売業において、関西の中央卸売市場に強い。
- 市場シェア: 詳細な情報は不明だが、ニッスイの子会社であり、関西市場での主要卸売業者としての地位がある。
- 競争優位性: 関西市場での強み、多様な仕入先ネットワーク、冷蔵倉庫の運営。
- 課題: インバウンド需要の変動、原材料価格の上昇、為替変動の影響。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 詳細な情報は不明だが、持続的な収益性と市場シェアの拡大を目指していると推測される。
- 中期経営計画: 詳細な情報は不明だが、業績予想では売上高100,000百万円、営業利益850百万円、経常利益800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益600百万円を2025年3月期通期に予想している。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 水産物卸売を通じた収益モデル。
- 市場ニーズへの適応力: 冷凍魚や加工品への需要は比較的安定しているが、インバウンド需要や物価高騰の影響を受けやすい。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 詳細な情報は不明。
- 収益を牽引する製品やサービス: 冷凍魚、加工品、冷蔵倉庫サービス。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 59.22円
- BPS（実績）: 750.65円
- PER（会社予想）: 5.40倍
- PBR（実績）: 0.43倍
現在の株価320円に対する評価:
– PER: 320 / 59.22 ≈ 5.40倍（会社予想PERと一致）
– PBR: 320 / 750.65 ≈ 0.43倍（実績BPSと一致）
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は316～325円の範囲で推移しており、50日移動平均線（315.24円）と200日移動平均線（317.44円）を上回る水準で推移している。
- 高値圏か安値圏か: 現在の株価は50日MAと200日MAを上回っており、高値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12か月で98,460百万円（前年同期比1.1%減）
- 利益: 営業利益830百万円、経常利益309百万円、親会社株主に帰属する中間純利益243百万円
- ROE（実績）: 11.04%
- ROA（実績）: 2.31%
- 自己資本比率（実績）: 40.6%
- キャッシュフロー: 営業CF -1,156百万円、投資CF -86百万円、財務CF -433百万円
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 1.56%
- 1株配当（会社予想）: 5円
- 配当性向: 詳細な情報は不明だが、期末配当予想5円は株価320円に対して1.56%の配当利回りとなる。
- 自社株買い: 詳細な情報は不明。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近変動傾向: 直近10日間で316～325円の範囲で推移しており、安定した上昇傾向にある。
- 株価への影響を与える要因: インバウンド需要、原材料価格、為替変動、市場動向。
11. 総評
大水株式会社は水産物卸売業において関西市場での主要プレイヤーであり、冷凍魚や加工品への需要は比較的安定している。しかし、インバウンド需要や原材料価格の上昇、為替変動などから影響を受けやすい。株価は高値圏に位置し、中期的な成長性と安定した配当性向が見込めるが、市場動向に注意が必要である。
企業情報
| 銘柄コード | 7538 |
| 企業名 | 大水 |
| URL | http://www.daisui.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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