1. 企業情報
- 企業名: 大林組
- 概要: 大林組は日本の総合建設大手で、国内外の建築および土木工事のほか、不動産開発、再生可能エネルギー事業、金融サービスなど多角的な事業を展開しています。創業以来、トンネル工事や都市開発に強みを持ち、海外にも事業を拡大しています。
- 設立年月日: 1936年12月19日
- 代表者名: 蓮輪 賢治
- 従業員数: 17,570人
- 住所: 〒108-8502 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟
- 市場区分: プライム（内国株式）
- 業種区分: 建設業
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 大林組は総合建設大手として、特にトンネル工事や都市開発において高い技術と実績を有しています。海外事業も強みの一つです。
- 課題: 国内建設市場の飽和傾向や、為替変動、原材料価格の高騰などの外部環境リスクに注意が必要です。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣が掲げるビジョンや戦略: 中期経営計画では、政策保有株式の縮減を目標に掲げ、2027年3月末までに連結純資産の20%以内に抑えることを計画しています。
- 中期経営計画の具体的な施策や重点分野: 建設事業の強化、再生可能エネルギー事業の拡大、海外事業の進出など。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデルや市場ニーズの変化への適応力: 大林組は多角的な事業を展開しており、不動産開発や再生可能エネルギー事業など新たな市場ニーズにも対応しています。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向や独自性: トンネル工事や都市開発における技術革新に強みを持ち、独自技術を有しています。
- 収益を牽引している製品やサービス: 建設事業が主力であり、特に大型工事の受注が収益を牽引しています。
6. 株価の評価
- EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
- EPS（会社予想）: 121.34円
- BPS（実績）: 1,575.63円
- PER（会社予想）: 17.23倍
- PBR（実績）: 1.33倍
7. テクニカル分析
- 株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か: 直近10日間の株価を見ると、株価は2,000円台半ばから後半で推移しており、52週高値2,170円と比較すると、やや低い水準にあります。
8. 財務諸表分析
- 売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高（過去12か月）: 2,325,162百万円
- 営業利益（過去12か月）: 79,382百万円
- 経常利益（過去12か月）: 113,706百万円
- ROE（実績）: 6.99%
- ROA（実績）: 2.06%
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 3.83%
- 1株配当（会社予想）: 80円
- 配当性向: 67.11%
- 自社株買いなどの株主還元策: 詳細な情報は不明。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）: 直近10日間の株価は、2,000円台半ばから後半で推移しており、上昇傾向にあります。
- 株価への影響を与える要因: 国内建設市場の動向、為替変動、原材料価格の高騰など。
11. 総評
- 各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理: 大林組は総合建設大手として、特にトンネル工事や都市開発において高い技術と実績を有しています。中期経営計画では政策保有株式の縮減を目指しており、多角的な事業を展開しています。財務面では健全なROEとROAを維持しており、株価も上昇傾向にあります。しかし、外部環境リスクに注意が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 1802 |
| 企業名 | 大林組 |
| URL | http://www.obayashi.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
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