1. 企業情報
- 企業名: シモジマ株式会社
- 概要: 紙製品、化成品・包装資材、店舗用品の製造・販売を行う企業。主に包装用品、店舗用品を卸売りし、自社ブランドを中心としたパッケージプラザを展開。通販も強化している。
- 事業内容:
- 紙製品: 紙袋、包装紙、紙器など
- 化成品・包装資材: ゴミ袋、ポリ袋、食品包装資材など
- 店舗用品: 文具、事務用品、店舗用品など
- 設立日: 1962年4月26日
- 代表者名: 笠井義彦
- 住所: 東京都台東区浅草橋5-29-8
- 従業員数: 812人
- 市場区分: プライム（内国株式）
- 17業種区分: 商社・卸売
- 33業種区分: 卸売業
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 自社ブランドを中心とした製品ラインナップと、パッケージプラザのFC展開によるブランド認知度の高い企業。
- 市場シェア: 業界内でのシェアは明示されていないが、パッケージプラザのFC展開と自社ブランド製品の強みを活かした販売チャネルを有する。
- 課題: 環境問題への対応や、プラスチック製品の需要減少による業績への影響が課題。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣が掲げるビジョンや戦略: 持続可能なビジネスモデルの構築と、環境配慮型商品へのシフトを掲げている。
- 中期経営計画の具体的な施策や重点分野: 環境配慮型商品の開発、新市場の開拓、自社ブランド製品の強化、パッケージプラザのFC展開の強化。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 製品の卸売販売とパッケージプラザの運営による収益モデル。
- 市場ニーズの変化への適応力: 環境問題への対応や、プラスチック製品の需要減少への適応力を強化している。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向や独自性: 環境配慮型商品の開発に注力。
- 収益を牽引している製品やサービス: 自社ブランド製品とパッケージプラザの売上。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 107.09円
- BPS（実績）: 1,475.74円
- PER（会社予想）: 12.33倍
- PBR（実績）: 0.89倍
- 現在の株価との比較: 株価1,320円はPER 12.33倍に基づく評価からすると、割安な水準にあるとみられる。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は1,314円から1,326円の範囲で推移しており、50日移動平均線1,303円と200日移動平均線1,295.73円を上回る水準で推移している。
- 高値圏か安値圏か: 高値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
- 売上高（過去12か月）: 57,794百万円
- 利益率:
- 売上高総利益率: 3.40%
- 営業利益率: 3.40%
- 経常利益率: 4.09%
- 純利益率: 5.88%
- ROE（実績）: 7.05%
- ROA（実績）: 4.09%
- 過去数年分の傾向: 売上高は増加傾向、利益率は変動している。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 4.09%
- 1株配当（会社予想）: 54.00円
- 配当性向: 77.88%
- 自社株買い: 自己株式数は286,217株（中間期）
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向: 直近10日間の株価は上昇傾向。
- 株価への影響を与える要因: 業績予想、環境問題への対応、市場動向。
11. 総評
シモジマは包装用品、店舗用品の卸売業を主力とする企業で、自社ブランド製品とパッケージプラザのFC展開により市場での一定の地位を確保している。持続可能なビジネスモデルへのシフトと環境配慮型商品の開発により、市場ニーズの変化に適応する姿勢を示している。株価は高値圏に位置し、PERは業界平均を下回る割安な水準にある。財務面では健全なROEとROAを維持しており、株主還元は積極的に行われている。全体的な見解としては、環境問題への対応と持続可能なビジネスモデルへのシフトにより、長期的な成長が見込める企業であると評価できる。
企業情報
| 銘柄コード | 7482 |
| 企業名 | シモジマ |
| URL | http://www.shimojima.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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