1. 企業情報
- 企業名: 大阪油化工業株式会社
- 概要: 精密蒸留・精製サービスを提供する企業。主に大手素材メーカーからの受託蒸留業務を手がけており、研究開発支援や小規模蒸留設備の導入支援も行う。
- 事業内容: 受託蒸留事業とプラント事業。
- 設立年月日: 1962年2月27日
- 代表者名: 堀田哲平
- 従業員数: 52人
- 住所: 大阪府枚方市新町1-12-1 関医アネックス第2ビル
- 市場区分: スタンダード（内国株式）
- 17業種区分: 素材・化学
- 33業種区分: 化学
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 高精度の蒸留技術と大手素材メーカーとの長年の取引関係。
- 課題: 受託蒸留事業における主要顧客との取引縮小と半導体・電子材料向け需要の伸び悩み。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣が掲げるビジョンや戦略: 設備更新、海外展開推進、新規事業創出。
- 中期経営計画の具体的な施策や重点分野: 受託蒸留事業では新分野参入、少量多品種対応、高純度化、アップサイクルによる付加価値向上。プラント事業ではPR活動の積極化、新規装置開発による案件獲得。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデルや市場ニーズの変化への適応力: 受託蒸留事業の多様化と新規事業創出により持続可能性を高めようとしている。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向や独自性: 技術革新により精密蒸留・精製のサービスを提供。
- 収益を牽引している製品やサービス: 精密蒸留サービスとプラント事業の設備設計・販売。
6. 株価の評価
- EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較: EPS（-28.73）が負であり、株価がEPSを下回っている。
7. テクニカル分析
- 株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か: 52週高値は3,275円、52週安値は1,240円。現在の株価3,200円は52週高値に近い高値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
- 売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高: 987M（前年比-17.2%減）
- 営業利益: 18,741千円（前年比-83.8%減）
- 経常利益: 19,388千円（前年比-82.5%減）
- 純利益: 62千円（前年純損失8,671千円）
- ROE: 0.00%
- ROA: -0.60%
- 過去数年分の傾向がわかる場合、比較する: 売上高は減少傾向、利益は減少傾向。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回りや配当性向の分析: 配当利回り0.00%、配当性向2.1%（2024年9月期）、年間配当予想35円。
- 自社株買いなどの株主還元策: 自社株買いの情報なし。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）: 直近10日間の株価は3,200円から3,265円の間で変動しており、上昇傾向にある。
- 株価への影響を与える要因: 主要顧客との取引縮小、半導体・電子材料向け需要の伸び悩み。
11. 総評
- 各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理: 大阪油化工業は精密蒸留サービスを提供する企業で、主要顧客との取引縮小と半導体・電子材料向け需要の伸び悩みが業績に影響を与えている。経営陣は設備更新、海外展開推進、新規事業創出に取り組んでいるが、財務指標は減収減益の傾向を示している。株価は高値圏に位置しており、技術革新による事業モデルの持続可能性は高められているが、市場動向の厳しさは投資家に注意を促す。
企業情報
| 銘柄コード | 4124 |
| 企業名 | 大阪油化工業 |
| URL | https://www.osaka-yuka.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
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