1. 企業情報
- 企業名: Institution for a Global Society株式会社
- 設立年月日: 2010年5月18日
- 所在地: 東京都渋谷区恵比寿南1-11-2
- 代表者名: 福原 正大
- 事業内容: 人工知能(AI)を活用した人材教育・評価プラットフォームの提供。主な製品には、GROW360、Ai GROW、DxGROW、GROW Academy、ONGAESHIがあり、企業や教育機関向けに人材開発や評価サービスを提供している。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界: 情報通信・サービスその他
- 競争優位性: AI技術を活用した独自の評価ツールを持ち、特に大企業や公的機関との取引が多い。
- 課題: 競合他社との差別化が求められる中で、技術革新とサービスの質の向上が必要。
3. 経営戦略と重点分野
- ビジョン: 人材育成と評価の一貫サービスを提供することで、教育と企業の成長を支援。
- 中期経営計画: DX推進や教育プラットフォームの拡充を図り、ONGAESHIプロジェクトを通じた新サービスの展開。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: サブスクリプション型のサービス提供により、安定した収益基盤を構築。
- 市場ニーズへの適応力: 教育市場や人材開発市場の変化に対応するため、AI技術の進化を取り入れたサービスの開発を進めている。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: AI技術の進化により、より精度の高い人材評価が可能。
- 主力製品: GROW360やAi GROWなど、企業や教育機関向けの評価ツールが収益を牽引。
6. 株価の評価
- 株価: 290.0円
- PER: 37.50倍 (会社予想)
- PBR: 1.59倍 (実績)
- EPS: 7.76 (会社予想)
- BPS: 183.40 (実績)
- 業界平均PER: 66.2、業界平均PBR: 3.5と比較すると割安感がある。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近の株価は290.0円で、年初来高値644.0円、安値274.0円。現在の株価は安値圏に近い。
8. 財務諸表分析
- 売上: 916,955百万円 (過去12か月)
- 営業損失: -21,667百万円
- 純損失: -21,171百万円
- 自己資本比率: 92.9% (非常に高い)
- ROE: -2.07% (過去12か月)
- キャッシュフロー: 営業活動によるキャッシュフローは-71,549百万円。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 0.00%
- 配当性向: 0.00% (配当を行っていない)
- 株主還元策: 現在のところ自社株買いなどの施策は確認できず。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価変動: 直近の株価は290.0円で、比較的安定しているが、過去の高値からは大きく下落している。
- 影響要因: 業績の改善が期待される中、AI技術の進化や新サービスの展開が株価に影響を与える可能性がある。
11. 総評
Institution for a Global Society株式会社は、AIを活用した人材教育・評価プラットフォームを提供する企業であり、競争優位性を持っているものの、業績は厳しい状況にあります。高い自己資本比率を背景に、今後の成長戦略が成功すれば、株価の回復が期待されます。投資判断は慎重に行う必要がありますが、現在の株価は割安感があり、将来の成長に期待が持てる企業といえます。
企業情報
| 銘柄コード | 4265 |
| 企業名 | Institution for a Global Society |
| URL | https://i-globalsociety.com/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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