1. 企業情報
- 企業名: 神戸物産株式会社
- 設立年月日: 1991年4月
- 所在地: 兵庫県加古川市加古川町平野125-1
- 事業内容: 神戸物産は、業務用食品スーパー「業務スーパー」を中心に、外食・中食事業(レストランや総菜店)およびエコ再生エネルギー事業を展開しています。業務スーパーではオリジナル商品や輸入食品を提供し、個人客にも広く利用されています。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 神戸物産は業務スーパー事業において、広範な店舗ネットワークとプライベートブランド商品の展開により、競争力を持っています。
- 課題: 食品業界全体のインフレやコスト上昇が影響を及ぼす中、競争が激化しているため、価格戦略の維持が重要です。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 神戸物産は、業務スーパーの店舗数を増やし、エコ再生エネルギー事業の拡大を目指しています。
- 中期経営計画: 2025年10月期末までに業務スーパー店舗数を1,118店舗に増加させる計画です。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 業務スーパー事業が主な収益源であり、安定した顧客基盤を持っています。
- 市場ニーズの変化への適応力: 食品業界の動向に応じた商品ラインアップの見直しやプライベートブランドの強化を進めています。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: エコ再生エネルギー事業において、太陽光発電や木質バイオマス発電の導入を進めています。
- 主力製品: 業務スーパーでのオリジナル商品や自社直輸入品が収益を牽引しています。
6. 株価の評価
- 現在の株価: 3,448円
- PER(会社予想): 31.91倍(業界平均12.1倍に対し高い)
- PBR(実績): 5.92倍(業界平均1.0倍に対し高い)
- EPS(会社予想): 108.49円
7. テクニカル分析
- 株価推移: 最近の株価は高値圏に位置しており、年初来高値は4,715円、安値は3,205円です。現在の株価はその中間に位置しています。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 507,883百万円(前年比10.0%増)
- 営業利益: 34,350百万円(前年比11.8%増)
- 純利益: 21,443百万円(前年比4.3%増)
- ROE: 17.79%
- 自己資本比率: 55.4%
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り(会社予想): 0.75%
- 1株配当(会社予想): 26.00円
- 配当性向: 24.68%
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 直近の株価変動: 株価は最近の10日間で若干の上下を見せていますが、全体としては安定しています。
- 影響要因: 食品業界の動向や経済情勢が株価に影響を与えています。
11. 総評
神戸物産は、業務スーパー事業を中心に安定した成長を続けており、エコ再生エネルギー事業の拡大も進めています。競争が激化する中で、価格戦略や商品ラインアップの強化が求められます。株価は高値圏にあり、PERやPBRは業界平均を上回っていますが、堅実な財務指標を背景にした成長が期待されます。今後の業績予想も堅調であり、投資家にとって注目すべき企業です。
企業情報
銘柄コード | 3038 |
企業名 | 神戸物産 |
URL | http://www.kobebussan.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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