概要
東北化学薬品株式会社は、1953年に設立された日本の企業で、主に化学薬品、臨床検査試薬、食品添加物、医療機器などを販売しています。主な事業はインダストリー（工業薬品）、メディカル（医療関連）、アカデミア・ライフサイエンス（研究機関向け）です。本社は青森県弘前市にあります。
事業内容
- 連結事業: インダストリー 50%、メディカル 44%、アカデミア・ライフサイエンス 6%
- 市場区分: スタンダード（内国株式）
- 業種区分: 商社・卸売
基本情報
- 証券コード: 7446
- 株価: 3,830円
- 時価総額: 3,677百万円
- 発行済株式数: 960,000株
- 代表者名: 東 康之
- 設立年月日: 1953年2月16日
- 従業員数: 330人
業界内での競争優位性や課題
東北化学薬品は、専門的な化学薬品、臨床検査試薬、食品添加物、医療機器の販売において、業界内での競争優位性を持ち、特に東北地方での強い地盤を持っています。しかし、グローバルな競争相手や市場の変化に対応するための課題も存在します。
経営陣が掲げるビジョンや戦略
経営陣は、持続可能な成長と顧客満足度向上を目指しています。特に、医薬品、化学薬品、食品添加物などの分野での技術革新と市場拡大を重点的に推進しています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野
- 研究開発への投資を増加させ、新製品の開発を加速
- 海外市場への進出と既存市場でのシェア拡大
- 顧客満足度向上のためのサービス改善
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力など
東北化学薬品の収益モデルは、多様な製品群の販売に基づいており、市場ニーズの変化に柔軟に対応できるビジネスモデルを持っています。特に、医療関連製品の需要は持続的であると予想されます。
技術開発の動向や独自性
技術革新に力を入れており、特に医薬品および臨床検査試薬の分野で独自の開発を進めています。
収益を牽引している製品やサービス
主力製品は、臨床検査試薬、工業薬品、食品添加物です。
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較など
- EPS（会社予想）: 344.07円
- BPS（実績）: 8,226.09円
- PER（会社予想）: 11.13倍
現在の株価3,830円に対するPERは11.13倍と、業界平均PER 10.1倍よりやや高めです。
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か
直近10日間の株価は、3,745円から3,830円の範囲で推移しており、50日移動平均3,698.10円、200日移動平均3,728.93円を上回っており、高値圏にあります。
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価
- 売上（過去12か月）: 32.52B円
- 利益率: 0.78%
- ROE（過去12か月）: 3.48%
- ROA（過去12か月）: 1.13%
過去数年分の傾向としては、売上高は減少傾向にあり、利益率も低下しています。
配当利回りや配当性向の分析
- 配当利回り（会社予想）: 2.61%
- 配当性向: 23.65%
株主還元は積極的に行っており、配当利回りは比較的高めです。
自社株買いなどの株主還元策
自社株買いは行われていません。
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）
直近10日間の株価は横ばいで推移しており、大きな変動は見られません。
株価への影響を与える要因など
主要なリスク要因として、ロシア・ウクライナ情勢、中東問題、中国の景気後退、外国為替の不安定化などが挙げられます。
11. 総評
東北化学薬品は、専門的な化学薬品、臨床検査試薬、食品添加物、医療機器の販売において業界内での競争優位性を持ち、特に東北地方での強い地盤を持っています。技術革新に力を入れており、持続可能な成長を目指しています。しかし、市場の変化や競争相手への対応が課題です。株価は高値圏にあり、配当利回りは比較的高めですが、リスク要因も存在します。全体的な見解としては、成長性と株主還元の面で投資価値はあるものの、外部環境の変動リスクに注意が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 7446 |
| 企業名 | 東北化学薬品 |
| URL | http://www.t-kagaku.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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