1. 企業情報
企業名: 日本マイクロニクス
設立年月日: 1970年11月2日
所在地: 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-6-8
代表者名: 長谷川 正義
事業内容:
日本マイクロニクスは、半導体や液晶ディスプレイの検査装置、体測定器具を開発・製造・販売する企業です。主力製品はプローブカードで、メモリ向けでは世界第1位、ロジック向けでは拡大中です。新素材開発にも積極的に取り組んでいます。
2. 業界のポジションと市場シェア
日本マイクロニクスは、プローブカード市場で世界第3位のシェアを持ち、特にメモリ向けでは第1位です。競争優位性としては、高品質な製品と技術力が挙げられますが、半導体業界全体の景気変動や競合他社の技術革新が課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣は、半導体業界の成長を背景に、プローブカード事業の拡大を目指しています。中期経営計画では、研究開発への投資を強化し、新素材や新技術の開発に注力しています。また、海外市場への進出も重要な戦略の一部です。
4. 事業モデルの持続可能性
日本マイクロニクスの収益モデルは、半導体業界の成長に依存しています。市場ニーズの変化に対しては、新製品の開発や技術革新により柔軟に対応しています。特に、メモリ市場の好調が業績を支えています。
5. 技術革新と主力製品
主力製品であるプローブカードは、半導体検査において不可欠な存在です。技術開発においては、品質向上やコスト削減に向けた取り組みが進められており、競争力を維持しています。
6. 株価の評価
- 株価: 3,960.0円
- EPS（会社予想）: 215.11円
- PER（会社予想）: 18.41倍
- 業界平均PER: 24.2倍
現在のPERは業界平均よりも低く、株価は割安感があると考えられます。
7. テクニカル分析
直近の株価推移を見てみると、株価は高値圏から調整局面に入っているようです。現在の株価は年初来高値の8,940円から大きく下落しており、安値圏に位置しています。
8. 財務諸表分析
- 売上高（過去12か月）: 47,478百万円
- 営業利益（過去12か月）: 9,326百万円
- 純利益（過去12か月）: 6,669百万円
- ROE（実績）: 10.35%
- 自己資本比率（実績）: 73.8%
過去数年での売上や利益は増加傾向にあり、財務基盤は堅実です。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 1.64%
- 1株配当（会社予想）: 65.00円
配当性向は比較的低く、今後の成長投資に資金を回す方針が見受けられます。
10. 株価モメンタムと投資家関心
直近の株価は、上昇・下降の動きが見られ、特に最近の出来高は高水準を維持しています。市場全体の動向や半導体業界のニュースが株価に影響を与えています。
11. 総評
日本マイクロニクスは、半導体検査機器市場において強固な地位を築いており、特にメモリ向けプローブカードでの競争優位性が際立っています。業績は好調で、今後の成長が期待されますが、外部環境の変化には注意が必要です。株価は現在のPERから見て割安感があり、投資機会として注目されるでしょう。
企業情報
| 銘柄コード | 6871 |
| 企業名 | 日本マイクロニクス |
| URL | http://www.mjc.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
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