1. 企業情報
- 企業名: 林兼産業株式会社 (Hayashikane Sangyo Co.,Ltd.)
- 概要: 日本国内で食品と飼料を生産・販売する企業。主要事業は食肉、養魚飼料、機能性食品、情報処理、冷蔵、不動産関連。
- 設立年月日: 1941年1月15日
- 代表者名: 中部 哲二
- 本社所在地: 〒750-8608 山口県下関市大和町2-4-8
- 従業員数: 458人
- 平均年齢: 41.7歳
- 平均年収: 5,780万円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 食肉と飼料の両分野で実績があり、マルハニチロとの緊密な関係が強み。
- 課題: 食品事業における機能性素材の販売数量減少や飼料事業における価格改定の影響。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 中期経営計画「Challenge2026」を掲げ、資本コスト意識の経営、構造見直し、生産体制最適化、安定配当の継続、将来投資を実施。
- 中期経営計画の施策: 資本コスト意識の経営、構造の見直し、生産体制および設備の最適化、安定配当の継続、将来に向けての投資。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 食品と飼料の販売による収益モデル。
- 市場ニーズへの適応力: 飼料事業の海外向け販売数量増加による収益増加。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 情報なし。
- 主力製品: 魚肉製品、魚ハム、ソーセージ、機能性食品、養魚・畜産用飼料。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 75.44
- BPS（実績）: 1,302.67
- PER（会社予想）: 6.16倍
- PBR（実績）: 0.36倍
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は横ばい傾向。50日移動平均線は460.16円、200日移動平均線は487.48円。
- 高値圏/安値圏: 52週高値615円、52週安値437円。現在の株価465円は52週高値から下落。
8. 財務諸表分析
- 売上高（過去12か月）: 47.71B円
- 利益率: 0.93%
- ROE（過去12か月）: 4.17%
- ROA（過去12か月）: 0.69%
- キャッシュフロー: 営業活動によるキャッシュ・フローの減少26億96百万円
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 3.23%
- 1株配当（会社予想）: 15円
- 配当性向: 35.02%
- 自社株買い: 情報なし
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の変動傾向: 直近10日間で横ばい。
- 影響要因: 国際情勢による原材料価格、エネルギーコストの上昇、為替相場リスク、海外景気の下振れ。
11. 総評
林兼産業は食品と飼料の両分野で実績を持ち、マルハニチロとの緊密な関係が強みである。中期経営計画「Challenge2026」を掲げ、効率化と安定配当の継続を目指している。しかし、食品事業の機能性素材の販売減少や飼料事業の価格改定の影響は課題である。株価は52週高値から下落しており、国際情勢によるリスクも存在。財務面ではROEやROAが健全であるが、競合他社と比較するとPERやPBRは低い。株主還元は配当利回りや配当性向が適度であり、株主還元策も含め、投資家にとって魅力的な要素がある。
企業情報
| 銘柄コード | 2286 |
| 企業名 | 林兼産業 |
| URL | http://www.hayashikane.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
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