1. 企業情報
企業名: OSGコーポレーション
概要: OSGコーポレーションは、浄水器、電解水素水、衛生管理機器を開発・販売する企業です。製品は住宅、商業、産業用に使用されています。1970年に設立され、大阪市北区に本社を置いています。
事業内容:
– 連結事業: 水関連機器27(1)、メンテナンス25(20)、HOD16(4)、フランチャイズ32(-5)(2024.1)
市場区分: スタンダード（内国株式）
17業種区分: 電機・精密
33業種区分: 電気機器
住所: 〒530-0043 大阪市北区天満1-26-3
代表者名: 山田 啓輔
設立年月日: 1970年8月29日
従業員数: 351人
平均年齢: 39.6歳
平均年収: 4,600千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題:
– 競争優位性: 高品質な浄水器製品と独自の水宅配サービス「HOD」による顧客ロイヤルティの高さ。
– 課題: PFAS問題への対応や市場の競争激化による価格圧縮。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
– 中期経営計画: 「第10次4ヶ年計画」の最終年度で、「成長戦略とグローバル化」「生涯顧客構築」「『ステハジ』プロジェクト推進」を基本方針としている。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
– 水関連機器事業: サブスク型ビジネスモデルの展開、給水スポットのニーズ拡大
– メンテナンス事業: 生涯顧客構築、人材採用強化
– HOD（水宅配）事業: ストック収益の増加
– FOOD事業: 新工場計画、新店舗出店、不採算店舗の統廃合
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
– 水関連機器と水宅配サービスの両立による安定収益モデル。
– 市場ニーズの変化に対応した新製品開発やサービスの拡大。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
– 高品質な浄水技術の開発と独自の水宅配システム「HOD」の提供。
収益を牽引している製品やサービス:
– 浄水器、電解水素水、衛生管理機器、HOD（水宅配）サービス。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
– EPS（会社予想）: 67.37
– BPS（実績）: 506.89
– PER（会社予想）: 11.86倍
– PBR（実績）: 1.58倍
現在の株価（799円）は、EPSと比較して割安な水準にある。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
– 50日移動平均線：1004.72円
– 200日移動平均線：879.77円
– 現在の株価は50日移動平均線を下回り、安値圏にある。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
– 売上（過去12か月）: 80.27億円
– 利益率（過去12か月）: 5.1%
– ROE（過去12か月）: -3.53%
– ROA（過去12か月）: 2.72%
– キャッシュフロー（過去12か月）: 20700万円
過去数年で売上と利益率は微増傾向。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
– 配当利回り（会社予想）: 5.01%
– 1株配当（会社予想）: 40.00円
– 配当性向: 50.06%
自社株買いなどの株主還元策:
– 自己株式保有数：305,000株
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
– 直近10日間の株価は、800円前後で横ばい。
株価への影響を与える要因:
– 業績予想の見通し、市場動向、競合他社との競争状況。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
OSGコーポレーションは、水関連機器と水宅配サービスで競争優位性を持ち、中期経営計画に基づき成長戦略を推進している。技術革新により独自性のある製品を提供し、収益モデルは持続可能性がある。しかし、市場の競争激化と市場ニーズの変化への適応が課題である。株価は現在安値圏であり、投資機会がある可能性がある。財務面では健全であり、株主還元も積極的である。
企業情報
| 銘柄コード | 6757 |
| 企業名 | OSGコーポレーション |
| URL | http://www.osg-nandemonet.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
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