1. 企業情報
- 事業内容: ダイショーは、焼き肉のたれ、鍋スープ、塩コショウなどの調味料を製造・販売する食品メーカーです。国内市場で高いシェアを持ち、近年はコンビニエンスストア向けの業務用調味料にも注力しています。海外展開も行っています。
- 特徴: 鍋スープ市場で高いシェアを誇り、多様な調味料製品を提供しています。
2. 業界のポジションと市場シェア
- ポジション: 調味料業界、特に鍋スープ分野で高い競争力を持っています。
- 競争優位性: 鍋スープなど、特定の分野で高いシェアを獲得している点が強みです。
- 課題: 原材料価格の高騰や、競合他社との競争激化が課題として挙げられます。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営ビジョン: 詳細なビジョンは開示されていませんが、中期経営計画を通じて、売上高の増加と収益性の向上を目指していると考えられます。
- 中期経営計画: 2025年3月期までの中期経営計画の最終年度です。
- 重点分野: コンビニ向け業務用調味料の育成に注力していることが伺えます。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 調味料という生活必需品を扱い、安定した需要が見込めます。
- 市場ニーズへの適応力: 多様な食文化への対応や、簡便調理ニーズへの対応が重要になります。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発: 詳細な技術開発の動向は不明ですが、製品の品質向上や、新製品の開発が重要と考えられます。
- 主力製品: 鍋スープ、焼き肉のたれ、塩コショウなどの調味料が収益を牽引しています。
6. 株価の評価
- PER: 29.67倍 (会社予想)
- PBR: 1.33倍 (実績)
- EPS: 47.66円 (会社予想)
- BPS: 1,060.43円 (実績)
- 業界平均との比較: 業界平均PER (16.8)と比較すると、現在のPERはやや割高です。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は1410円～1418円で推移しており、年初来高値（1470円）に近づいています。
- 移動平均線: 50日移動平均線（1409.42円）を上回って推移しており、上昇トレンドを示唆しています。
- 判断: 株価は高値圏にある可能性があります。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 2024年3月期は233億7300万円、2025年3月期第3四半期累計では208億4900万円。
- 営業利益: 2024年3月期は4億9100万円、2025年3月期第3四半期累計では13億500万円。
- 経常利益: 2024年3月期は5億700万円、2025年3月期第3四半期累計では13億2800万円。
- 当期純利益: 2024年3月期は3億1000万円、2025年3月期第3四半期累計では8億9500万円。
- ROE: 6.43% (実績)
- ROA: 6.48% (過去12か月)
- 自己資本比率: 58.2% (実績)
- 分析: 売上高は増加傾向にあり、利益も改善しています。自己資本比率も高く、財務体質は良好です。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 1.27% (会社予想)
- 1株配当: 18.00円 (会社予想)
- 配当性向: 25.13%
- 株主還元策: 配当を実施しています。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の変動傾向: 直近の株価は安定的に推移しています。
- 株価への影響要因: 業績、原材料価格、競合他社の動向などが影響を与える可能性があります。
- 信用取引: 信用買い残は増加傾向にあり、投資家の関心は高いと考えられます。
11. 総評
ダイショーは、調味料業界で安定した地位を築いている企業です。直近の業績は好調で、財務体質も良好です。株価は高値圏にある可能性がありますが、今後の業績動向や、中期経営計画の進捗に注目していく必要があります。投資判断にあたっては、ご自身の投資目的やリスク許容度を考慮し、慎重にご検討ください。
企業情報
| 銘柄コード | 2816 |
| 企業名 | ダイショー |
| URL | http://www.daisho.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
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