概要

カプコンは、1979年5月30日に設立された日本のゲーム開発会社です。主に家庭用ゲーム機、オンラインゲーム、モバイルゲーム、アーケードゲームの企画、開発、製造、販売、配信を行っています。主な事業はデジタルコンテンツ、アミューズメント施設、アミューズメント機器、その他事業に分かれており、特にアクション系ゲームで人気を博しています。代表作には「モンスターハンター」や「戦国BASARA」などがあります。

事業内容

  • デジタルコンテンツ事業: 家庭用ゲーム機、オンラインゲーム、モバイルコンテンツの開発・販売
  • アミューズメント施設事業: カプコン直営のアミューズメント施設の運営
  • アミューズメント機器事業: ゲーム機器の開発・製造・販売
  • その他事業: ゲームコンテンツの映像化、eスポーツ、ライセンスビジネスなど

株価情報

  • 証券コード: 9697
  • 株価: 3,784円
  • 前日終値: 3,896円
  • 本日始値: 3,850円
  • 本日高値: 3,855円
  • 本日安値: 3,760円
  • 出来高: 2,489,800株

業界内での競争優位性や課題

カプコンはアクションゲーム分野で高い競争力を持ち、特に「モンスターハンター」シリーズは世界的な人気を誇っています。しかし、市場の競争は激しく、新規タイトルのヒットに依存する部分が大きく、市場シェアの変動リスクがあります。

経営陣が掲げるビジョンや戦略

カプコンはデジタル販売の拡大、IPのブランド力向上、新規事業の開発を重点的に推進しています。特にeスポーツとライセンスビジネスに力を入れています。

中期経営計画の具体的な施策や重点分野

  • デジタルコンテンツ事業: デジタル販売の強化、IPのブランド力向上
  • アミューズメント施設事業: 効率的な店舗運営、新業態店舗の推進
  • アミューズメント機器事業: スマートパチスロの継続投入
  • その他事業: eスポーツとライセンスビジネスの連携強化、IP活用

収益モデルや市場ニーズの変化への適応力など

カプコンはデジタルコンテンツの売上比率を高めることで収益モデルの多様化を図っています。また、市場ニーズの変化に応じて新規タイトルの開発や既存タイトルのリメイクを積極的に行っています。

技術開発の動向や独自性

カプコンは技術革新を重視し、特にスマートパチスロの開発で独自性を示しています。

収益を牽引している製品やサービスなど

「モンスターハンター」シリーズや「戦国BASARA」シリーズが主力製品です。

EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較など

  • EPS(会社予想): 109.98円
  • BPS(実績): 485.50円
  • PER(会社予想): 34.41倍
  • PBR(実績): 7.79倍

現在の株価3,784円は、EPS109.98円を基準にすると、PER34.41倍となっており、業界平均PER23.2倍に比べて高めの評価となっています。

株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か

直近10日間の株価を見ると、株価は3,760円から3,896円の間で変動しており、52週高値3,923円に対してはやや低い水準にあります。

売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価

  • 売上高(過去12か月): 133.88B円
  • 利益率: 24.92%
  • ROE(過去12か月): 17.50%
  • ROA(過去12か月): 11.63%
  • 営業キャッシュフロー(過去12か月): 23.79B円
  • 自由現金流(過去12か月): 16.59B円

過去数年分の比較では、売上高、利益率、ROE、ROAが堅調に推移しています。

配当利回りや配当性向の分析

  • 配当利回り(会社予想): 0.95%
  • 配当性向: 51.94%

配当利回りは低めですが、配当性向は適切な水準にあります。

自社株買いなどの株主還元策

自己株式取得を実施しており、現在20.04%の自己株を保有しています。

株価の直近の変動傾向(上昇・下降の勢い)

直近10日間の株価は変動幅が大きく、上昇・下降の勢いは顕著です。

株価への影響を与える要因など

業績発表、新製品発表、市場環境などが主要な要因となっています。

各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理

カプコンはアクションゲーム分野で高い競争力を持ち、特に「モンスターハンター」シリーズが強みです。経営戦略はデジタル販売の拡大と新規事業の開発に重点を置いており、事業モデルの持続可能性も高いと評価できます。しかし、市場競争は激しく、新規タイトルのヒットに依存する部分も大きいため、リスクも考慮する必要があります。株価はPERが業界平均を上回る高水準にあり、テクニカル分析ではやや安値圏に位置しています。財務面では堅調な成長が見られ、株主還元は適切な水準にあります。全体的に見通しは良好ですが、市場環境や競合状況に注意が必要です。


企業情報

銘柄コード 9697
企業名 カプコン
URL http://www.capcom.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

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