概要
日本アジア投資株式会社は、プライベートエクイティおよびベンチャーキャピタル企業です。主に未上場の成長企業、スタートアップ、早期ベンチャー、成長中企業、経営承継の問題を抱える中堅企業への投資を専門としています。特に、再生可能エネルギーやウェブ関連技術、環境技術、医療、介護、ヘルスケア、製造業、ライフスタイルビジネス、デジタルコンテンツ、天然資源関連企業への投資を好みます。また、これらの企業のIPO、MBO、M&Aの支援も行っています。日本と中国で投資事業を展開しており、資金調達およびマネジメントサービスも提供しています。
事業内容
主要な事業は、プライベートエクイティ投資です。投資対象は、主にアジア市場の成長企業やスタートアップです。
基本情報
- 企業名: 日本アジア投資株式会社
- 証券コード: 8518
- 設立日: 1981年7月10日
- 住所: 〒102-0073 東京都千代田区九段北3-2-4
- 代表者: 丸山 俊
- 従業員数: 39人
- 平均年齢: 48.4歳
- 平均年収: 8,760千円
業界内での競争優位性や課題
日本アジア投資は、海外投資に強みを持ち、特に再生可能エネルギーへの投資に注力しています。アジア市場に特化した投資戦略により、地域の成長企業へのアクセスが優れています。しかし、競争の激しいベンチャーキャピタル業界では、新規事業の発見と成長支援における独自性とスピードが課題となる可能性があります。
経営陣が掲げるビジョンや戦略
経営陣は、アジア市場の成長企業やスタートアップへの投資を通じて、企業価値を高めることを掲げています。特に再生可能エネルギー分野への投資拡大を重点的に進めています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野
具体的な中期経営計画の詳細は公開されていませんが、再生可能エネルギー分野への投資拡大とアジア市場での成長企業支援が重点分野として挙げられます。
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力など
プライベートエクイティ投資モデルは、長期的な視点で企業価値を高めることに重点を置いています。市場ニーズの変化に柔軟に対応するため、再生可能エネルギー分野の成長を見込んでいます。
技術開発の動向や独自性
再生可能エネルギー分野への投資が技術革新の中心です。特にメガソーラープロジェクトの展開が進んでいます。
収益を牽引している製品やサービスなど
主力製品は再生可能エネルギー関連の投資です。
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較など
EPSやBPSの具体的な数値は提供されていませんが、過去の実績を見ると、赤字が続いています。現在の株価は年初来高値298円から大きく下落しており、低値132円まで来ています。
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か
直近10日間の株価を見ると、株価は200円台で推移しており、年初来安値132円から大きく反発していますが、50日移動平均線209.56円、200日移動平均線217.23円を下回っており、安値圏と言えるでしょう。
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価
- 売上高: 過去12か月で23.8億円（前年比-6.80%）
- 利益: 営業利益68百万円、経常利益△2百万円、純利益△75百万円
- キャッシュフロー: 営業活動によるキャッシュ・フロー116百万円、財務活動によるキャッシュ・フロー503百万円
- ROE: -25.92%
- 自己資本比率: 33.0%
配当利回りや配当性向の分析
配当利回りは0.00%で、配当性向も0.00%と、配当を行っていません。
自社株買いなどの株主還元策
自社株買いの情報は提供されていません。
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）
直近10日間の株価は、200円台で推移しており、年初来安値から反発していますが、依然として安値圏にあります。
株価への影響を与える要因など
主要な要因は、再生可能エネルギー分野への投資成果と市場環境の変化です。
11. 総評
日本アジア投資株式会社は、アジア市場の成長企業やスタートアップへの投資を中心としたプライベートエクイティ事業を展開しています。再生可能エネルギー分野への投資が重点となっており、長期的な成長が見込まれます。しかし、現在の株価は安値圏にあり、財務状況も厳しく、投資判断には慎重を期す必要があります。
企業情報
| 銘柄コード | 8518 |
| 企業名 | 日本アジア投資 |
| URL | http://www.jaic-vc.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 金融（除く銀行） – 証券、商品先物取引業 |
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