1. 企業情報
企業名: パシフィックネット株式会社
概要:
パシフィックネットは、IT機器のレンタル、保守、運用を事業とする企業です。中古IT機器の収集、データ消去、再利用、リサイクルも手掛けています。また、ガイドレシーバーの製造、販売、レンタル、保守も行っています。さらに、通信ソリューションやクラウドソリューションの保守・運用も行っています。1988年に設立され、東京に本社を置いています。
事業内容:
– ITサブスクリプション
– ITAD（情報技術資産管理）
– コミュニケーション・デバイス
市場区分: スタンダード（内国株式）
17業種区分: 情報通信・サービスその他
33業種区分: サービス業
Industry: Computer Hardware
Sector: Technology
住所: 〒108-0014 東京都港区芝5-34-7 田町センタービル
代表者名: 上田 雄太
設立年月日: 1988年7月8日
従業員数: 234人
平均年齢: 37.9歳
平均年収: 5,190千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題について:
パシフィックネットは、IT機器のレンタル、保守、リサイクルにおいて競争力を持っています。特に中古IT機器の再利用とリサイクル事業は、環境に優しい事業として注目されています。一方で、IT業界は急速に変化する技術により、常に最新の技術に対応していく必要があるため、技術革新への対応が課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
パシフィックネットは、持続可能なビジネスモデルの構築を目指しています。特に、IT機器のレンタルサービスとリサイクル事業の拡大を重点的に推進しています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
– IT機器のレンタルサービスの拡大
– 中古IT機器のリサイクル事業の強化
– 通信ソリューションとクラウドソリューションのサービス提供
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力など:
パシフィックネットの収益モデルは、IT機器のレンタルとリサイクルに依存しています。これらの事業は、企業のIT更新サイクルに連動しており、持続可能な収益源となっています。市場ニーズの変化に適応していくために、技術革新への対応と新サービスの開発が重要です。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
パシフィックネットは、IT機器のレンタルとリサイクルに技術革新を導入しています。特に、データ消去技術やリサイクル技術において独自のノウハウを持っています。
収益を牽引している製品やサービスなど:
主力製品は、ガイドレシーバーのレンタルと中古IT機器のリサイクルです。これらのサービスは、企業のIT機器更新ニーズに応える重要な収益源となっています。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較など:
– EPS（会社予想）: 90.79円
– BPS（実績）: 578.85円
– PER（会社予想）: 13.80倍
現在の株価（1,253円）をEPSで割ると、PERは約13.80倍となり、業界平均PER（15.0倍）よりやや低い水準です。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
直近10日間の株価は、1,234円から1,291円の範囲で推移しています。50日移動平均（1,330.48円）と200日移動平均（1,312.63円）を上回っており、株価は高値圏にあります。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
– 売上（過去12か月）: 7.19B円
– 利益率（過去12か月）: 6.34%
– キャッシュフロー（直近四半期）: 1.24B円
– ROE（過去12か月）: 16.50%
– ROA（過去12か月）: 4.60%
過去数年分の比較では、売上高と利益率が増加傾向にあり、ROEも高い水準を維持しています。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
– 配当利回り（会社予想）: 3.75%
– 1株配当（会社予想）: 47.00円
– 配当性向: 49.79%
配当利回りは予想通りで、配当性向も適切な範囲内です。
自社株買いなどの株主還元策:
自社株買いは行われていません。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
直近10日間の株価は、上昇傾向にあり、特に2月4日の12,370株の出来高で大きな変動がありました。
株価への影響を与える要因など:
業績報告や経営戦略発表、市場環境が株価に影響を与える主要要因です。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
パシフィックネットは、IT機器のレンタルとリサイクルにおいて競争力のある企業です。持続可能なビジネスモデルと技術革新への対応により、将来性は高いと見られます。株価は高値圏にあり、財務状況も健全です。投資判断としては、中長期的な観点から魅力的な投資対象と評価できます。
企業情報
| 銘柄コード | 3021 |
| 企業名 | パシフィックネット |
| URL | http://www.prins.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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