1. 企業情報
企業名: 東都水産株式会社 (Tohto Suisan Co., Ltd.)
概要:
東都水産は、日本の水産物卸売業を主要事業とし、冷蔵倉庫、不動産賃貸事業も営む企業です。主に新鮮なマグロや魚介類の卸売、冷蔵倉庫運営、不動産賃貸を行っています。カナダに水産加工子会社を持ち、麻生グループの関連企業です。
事業内容:
– 水産物卸売事業
– 冷蔵倉庫及び関連事業
– 不動産賃貸事業
設立年月日: 1948年3月9日
代表者名: 久我 勝二（代表取締役社長）
従業員数: 286人
住所: 〒135-8134 東京都江東区豊洲6-6-2
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性:
東都水産は水産物卸売市場において高いシェアを持ち、特に高単価商材の扱いにおいて強みを持ちます。冷蔵倉庫と不動産賃貸事業も事業拡大の一環として経営に組み込んでいます。
課題:
市場環境の変化や原材料価格の上昇への対応が課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン:
東都水産は市場環境の変化に対応し、効率化と収益率の向上を目指しています。
中期経営計画:
– 諸経費全般の見直しによる効率化
– 消費者ニーズの変化に対応した集荷・販売戦略
– グループ会社間の連携強化
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル:
水産物卸売、冷蔵倉庫、不動産賃貸の三分野にわたる事業モデルは多角化によりリスク分散を図っています。
市場ニーズへの適応力:
消費者ニーズの変化に対応した効率的な販売戦略を展開しています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向:
技術革新については詳細な情報が提供されていません。
主力製品:
主力製品は新鮮なマグロや魚介類の卸売です。
6. 株価の評価
EPS（会社予想）: 535.06円
BPS（実績）: 7,185.38円
PER（会社予想）: 13.98倍
PBR（実績）: 1.04倍
現在の株価との比較では、業界平均PERが10.1倍と比較して高めです。
7. テクニカル分析
株価推移:
直近10日間の株価は横ばいであり、7,480円で安値・高値ともに横ばいです。
高値圏か安値圏か:
現在の株価は52週高値7,540円と比較すると安値圏にあります。
8. 財務諸表分析
売上高: 過去12か月で104.87B円
利益:
– 営業利益: 2,923,000円
– 経常利益: 3,119,000円
– 純利益: 2,488,000円
ROE（実績）: 9.90%
ROA（実績）: 5.20%
キャッシュフロー:
– 総資産: 42,212百万円
– 純資産: 28,204百万円
過去数年分の傾向:
売上高、利益ともに増加傾向です。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 2.01%
1株配当（会社予想）: 150円
配当性向: 23.65%
自社株買い: 自社株買いを実施しており、保有割合は1.18%です。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向:
直近10日間の株価は横ばいであり、上昇・下降の勢いは見られません。
株価への影響を与える要因:
市場環境の変化や原材料価格の上昇の影響が主な要因となっています。
11. 総評
東都水産は水産物卸売業を中心とした多角化戦略により事業を展開しており、市場環境の変化に対応する効率化への取り組みが進められています。財務面では安定した収益とROE、ROAが実績されており、株主還元も積極的に行っています。しかし、市場環境や原材料価格の上昇などリスクも存在します。現在の株価は52週高値と比較すると安値圏にあり、投資機会があるかもしれません。
企業情報
| 銘柄コード | 8038 |
| 企業名 | 東都水産 |
| URL | http://www.tohsui.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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