1. 企業情報
- 事業内容: ダイワ通信は、セキュリティ事業(防犯・監視カメラの企画・販売・施工・保守)とモバイル事業を展開しています。
- 特徴: モバイル事業を基盤に、セキュリティ事業を強化している点が特徴です。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界: セキュリティサービス業界に属し、中小企業向けのソリューションを提供していると考えられます。
- 競争優位性・課題: 詳細は不明ですが、モバイル事業との連携によるシナジーや、顧客ニーズへの対応力が競争優位性につながる可能性があります。一方、大手企業との競争や、技術革新への対応が課題となる可能性があります。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営戦略: 詳細は不明ですが、セキュリティ事業への注力、モバイル事業との連携強化などが考えられます。
- 中期経営計画: 情報が不足しているため、具体的な施策や重点分野は不明です。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: セキュリティシステム販売、工事、保守、モバイル関連の販売が収益源です。
- 市場ニーズへの適応力: セキュリティ需要は高まっており、市場ニーズへの対応は重要です。AIやIoTなどの技術を取り入れた製品・サービスの開発が、今後の成長を左右する可能性があります。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発: AI技術を活用した顔認証温度検知システムなど、先進的な製品も展開しています。
- 主力製品: 防犯・監視カメラシステム、AIロボット、入退室管理システムなどが主力製品と考えられます。
6. 株価の評価
- PER: 10.47倍(会社予想)
- PBR: 0.98倍(実績)
- EPS: 95.31円(会社予想)
- BPS: 1,014.05円(実績)
- 業界平均PER: 10.1
- 業界平均PBR: 0.7
- 株価: 998円
- 評価: PERは業界平均とほぼ同水準、PBRは業界平均より高い水準です。EPSとBPSから、現在の株価は割安とは言い切れません。
7. テクニカル分析
- 株価推移:
- 年初来高値: 1,756円
- 年初来安値: 746円
- 直近10日間の株価は下落傾向にあり、1,000円前後で推移しています。
- 50日移動平均線: 1159円
- 200日移動平均線: 1131.61円
- 判断: 直近では下落傾向にあり、50日、200日移動平均線を大きく下回っています。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 2024年3月期は51.6億円。過去数年間は47億円~67億円で推移。
- 営業利益: 2024年3月期は3.6億円。
- 当期純利益: 2024年3月期は2.57億円。
- ROE: 10.06%
- ROA: 6.18%
- 自己資本比率: 67.4%
- 分析: 売上高は安定的に推移していますが、2021年3月期と比較すると減少しています。利益率はまずまずの水準です。自己資本比率は高く、財務体質は良好です。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 4.51%(会社予想)
- 1株配当: 45.00円(会社予想)
- 配当性向: 16.18%
- 株主還元策: 配当を実施しています。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価モメンタム: 直近の株価は下落傾向にあります。
- 株価への影響:
- 2025年3月期第3四半期決算短信の開示延期(子会社における不適切な取引に関する調査のため)が、株価にネガティブな影響を与えている可能性があります。
- 第三者委員会による調査結果が注目されます。
11. 総評
- ダイワ通信は、セキュリティ事業とモバイル事業を展開する企業です。
- 財務状況は安定していますが、直近の株価は下落傾向にあります。
- 子会社における不適切な取引に関する調査が進行中であり、今後の業績への影響が懸念されます。
- 配当利回りは魅力的ですが、今後の株価変動リスクも考慮する必要があります。
企業情報
銘柄コード | 7116 |
企業名 | ダイワ通信 |
URL | https://daiwawa.com/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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