1. 企業情報
- 企業名: あじかん（Ahjikan Co., Ltd.）
- 設立: 1965年3月19日
- 本社所在地: 広島市西区商工センター7-3-9
- 事業内容: あじかんは、日本国内で様々な食品を製造・販売・卸売しています。主力製品は業務用の卵焼きや水産練り製品で、またヘルスフードとしてごぼうを核にした製品展開を行っています。最近では中国市場の開拓にも取り組んでいます。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: あじかんは、業務用食品市場において確固たる地位を築いており、特に卵加工品や水産練り製品に強みを持っています。
- 課題: 鳥インフルエンザや原材料価格の高騰、円安の影響など、外部環境の変化が業績に影響を与える可能性があります。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 健康志向の高まりを受け、ヘルスフード分野の強化を図っています。
- 中期経営計画: 第13次中期経営計画の初年度であり、業務用食品の販促活動や新製品の投入を進めています。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 業務用食品とヘルスフードの両セグメントから収益を上げており、安定した需要が見込まれています。
- 市場ニーズへの適応力: ヘルスフード市場の拡大に対応するため、新製品の開発や広告宣伝の強化を行っています。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 食品加工技術の向上に努めており、品質向上を図っています。
- 主力製品: 業務用の卵焼きや水産練り製品が主力で、特にごぼう茶関連製品の展開が注目されています。
6. 株価の評価
- PER: 6.71倍（業界平均16.8倍に対し低評価）
- PBR: 0.54倍（業界平均1.2倍に対し低評価）
- EPS: 183.95円、現在の株価（1,234円）に対して割安感がある。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近の株価は1,234円であり、年初来高値1,377円に対して安値圏に位置しています。過去10日間の株価は上昇傾向にあり、短期的には反発の可能性があります。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 50,240百万円（前年比増）
- 営業利益: 1,710百万円（前年比増）
- ROE: 10.06%（安定した収益性を示す）
- 自己資本比率: 57.3%（財務の健全性を示す）
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 2.43%（会社予想）
- 1株配当: 30円（2025年予想）
- 配当性向: 6.43%（安定した配当政策）
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近変動: 株価は上昇傾向にあり、特に業績改善が期待される中で投資家の関心が高まっています。
- 影響要因: 業績の改善や新製品の投入が株価に好影響を与える可能性があります。
11. 総評
あじかんは、業務用食品とヘルスフード市場において強固な地位を持ち、安定した収益性を示しています。外部環境の変化に対するリスクはあるものの、経営戦略として新製品の開発や市場開拓を進めていることから、今後の成長が期待されます。株価は現在割安な水準にあり、投資機会として注目される企業です。
企業情報
| 銘柄コード | 2907 |
| 企業名 | あじかん |
| URL | http://www.ahjikan.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
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