概要
東鉄工業株式会社は、鉄道保守や駅舎工事などJR東関連工事を主力とする建設会社です。鉄道事業のほか、環境事業にも注力しており、鉄道の保守工事や駅舎の建設、太陽光発電システムの設置などの事業を展開しています。1943年に設立され、東京に本社を置いています。
事業内容
- 連結事業
- 土木事業: 62%
- 建築事業: 32%
- その他: 6%
市場区分
- プライム（内国株式）
住所
〒160-8589 東京都新宿区信濃町34 JR信濃町ビル
代表者名
前川 忠生
設立年月日
1943年7月7日
従業員数
1,899人
平均年齢
41.2歳
平均年収
8,600千円
業界内での競争優位性や課題について
東鉄工業は鉄道関連工事の分野で強い競争力を持っています。特にJR東日本関連の工事が多く、安定した受注基盤を持っています。しかし、他の大手ゼネコンとの競争は激しく、新規事業の拡大や技術革新への投資が課題となっています。
経営陣が掲げるビジョンや戦略
経営陣は、持続可能な成長と安定した収益の追求を目指しています。特に環境事業の拡大と新規事業の開発に注力しています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野
- 環境事業の拡大
- 新規事業の開発
- 技術革新への投資
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力など
鉄道関連事業は需要の安定性が高いですが、環境事業の拡大による新たな収益源の確保が重要です。技術革新による効率化とコスト削減も持続可能性に寄与します。
技術開発の動向や独自性
技術革新への投資を重ね、特に環境事業での新技術の開発に注力しています。
収益を牽引している製品やサービスなど
鉄道保守工事や駅舎建設が主力事業であり、これらのサービスが主要な収益源となっています。
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較など
- EPS（会社予想）: 290.44
- BPS（実績）: 3,304.47
現在の株価3,085円に対して、BPSベースでは割安と評価できる可能性があります。
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か
直近10日間の株価は、3,085円から3,235円のレンジ内で推移しており、50日移動平均3,211.20円、200日移動平均3,219.29円を下回る水準にあります。短期的には安値圏に位置しているとみられます。
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価
- 売上高（過去12か月）: 141,845百万円
- 利益率（過去12か月）: 6.76%
- ROE（過去12か月）: 7.80%
- ROA（過去12か月）: 5.83%
財務健全性は高く、ROEやROAも業界平均を上回っています。
配当利回りや配当性向の分析
- 配当利回り（会社予想）: 3.24%
- 年間配当予想: 100円
配当性向は33.34%と適度な株主還元を行っています。
自社株買いなどの株主還元策
自社株買いは行われていません。
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）
直近10日間の株価は横ばいから弱い下降傾向にあります。
株価への影響を与える要因など
業績の好調さと安定した配当政策が株価支持要因となっています。
11. 総評
東鉄工業は鉄道関連事業で安定した収益を上げており、環境事業の拡大に注力しています。技術革新への投資も進んでおり、持続可能な成長を目指しています。財務面でも健全性は高く、株主還元も適度に行っています。しかし、大手ゼネコンとの競争は激しく、新規事業の成長性に注目が必要です。現在の株価は割安と評価でき、テクニカル面でも買い気配が強いとみられます。全体的に、投資価値は高いと判断できます。
企業情報
| 銘柄コード | 1835 |
| 企業名 | 東鉄工業 |
| URL | https://www.totetsu.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
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