1. 企業情報
企業名: 識学株式会社
設立年月日: 2015年3月5日
所在地: 東京都品川区大崎2-9-3 大崎ウエストシティビル
代表者名: 安藤 広大
事業内容:
識学は、組織マネジメント理論「識学」を基にしたコンサルティングサービスを提供しています。主な事業セグメントは以下の通りです：
– 組織コンサルティング事業: 人材育成、M&A仲介、採用コンサルティングなど
– スポーツエンタテインメント事業: プロバスケットボールチームの運営、チケット販売
– VCファンド事業: ベンチャーキャピタルファンドの運営
– ハンズオン支援ファンド事業: 組織改善支援と金融支援
2. 業界のポジションと市場シェア
識学は、組織コンサルティング市場において独自の理論を持ち、競争優位性を持っています。市場ニーズは高く、特に生産性向上を求める企業からの需要が増加しています。一方で、競合他社との差別化が課題となる可能性があります。
3. 経営戦略と重点分野
識学の経営陣は、組織コンサルティング事業の拡大を目指し、コンサルタント人材の育成やマーケティング活動を強化しています。また、スポーツエンタテインメント事業では、B1リーグへの昇格を目指したチーム強化を進めています。
4. 事業モデルの持続可能性
識学の収益モデルは、組織コンサルティングサービスに基づいており、企業の生産性向上ニーズに応える形で持続可能性があります。市場ニーズの変化に対しても、柔軟に対応できる体制を整えています。
5. 技術革新と主力製品
識学は、独自の組織運営理論「識学」に基づくコンサルティングを行っており、これが主力製品となります。また、クラウドサービスの育成も進めており、技術革新に取り組んでいます。
6. 株価の評価
- 株価: 858.0円
- PER: 18.66倍（業界平均: 25.7倍）
- PBR: 2.98倍（業界平均: 2.5倍）
- EPS: 45.92円
- BPS: 287.11円
現在の株価はPER、PBRともに業界平均を下回っており、割安感があると考えられます。
7. テクニカル分析
直近の株価推移では、現在の株価は高値圏に位置しています。過去10日間の株価は安定しており、特に高値867円からの調整が見られます。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 4,012百万円（前年同期比13.1%増）
- 営業利益: 285百万円（前年は営業損失）
- 純利益: 378百万円（前年は純損失）
- 自己資本比率: 48.8%
- ROE: 10.78%
- キャッシュフロー: 総現金2.33B円
財務指標は改善傾向にあり、特に営業利益が黒字化したことはポジティブな要素です。
9. 株主還元と配当方針
識学は現在、配当を行っておらず、配当利回りは0.00%です。株主還元策としては自己株式取得を行っていますが、配当政策の見直しが期待されます。
10. 株価モメンタムと投資家関心
直近の株価は上昇傾向にあり、投資家の関心が高まっています。特に、業績の改善が株価にポジティブな影響を与えています。
11. 総評
識学は、組織コンサルティング市場において独自のポジションを確立しており、業績も改善傾向にあります。株価は割安感があり、今後の成長が期待されます。ただし、競争環境や市場動向には注意が必要です。全体として、識学は今後の成長が期待できる企業と評価されます。
企業情報
| 銘柄コード | 7049 |
| 企業名 | 識学 |
| URL | https://corp.shikigaku.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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