概要
企業名: 佐藤渡辺株式会社
事業内容: 道路舗装工事、土木工事、製品販売、建設機械の製造・販売、産業廃棄物処理、不動産管理など
設立: 1938年12月20日
本社所在地: 東京都港区南麻布1-18-4
代表者: 鎌田 修治
従業員数: 552人
平均年齢: 44.8歳
平均年収: 6,680千円
業界内での競争優位性や課題
競争優位性:
– 特殊工法に強みを持つ。
– 佐藤工業、東亜道路工業との提携により、事業拡大の可能性を高めている。
課題:
– 市場競争が激しい。
– 原材料価格の上昇や労働力不足など、外部環境の変化に対応する必要がある。
経営陣が掲げるビジョンや戦略
中期経営計画:
– 収益力の向上
– 資本・財務戦略の強化
– ESG経営の推進
具体的な施策や重点分野
- 収益力の向上に向けて、新規事業の開拓や既存事業の効率化を推進。
- 資本・財務戦略では、財務健全性の強化に注力。
- ESG経営では、環境保全や社会貢献活動に積極的に取り組む。
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力
- 道路舗装や土木工事は、インフラ整備の需要が継続的に存在するため、事業モデルの持続可能性は高い。
- 市場ニーズの変化に応じて、新技術の導入やサービスの拡大を計画している。
技術開発の動向や独自性
- 特殊工法の技術革新により、道路舗装工事の品質向上に貢献。
- 独自の技術開発により、耐久性や環境への配慮を強化。
収益を牽引している製品やサービス
- 道路舗装工事
- 土木工事
- 建設機械
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較
- EPS（会社予想）: 192.77円
- BPS（実績）: 3,305.87円
- 株価: 1,761円
- PER（会社予想）: 9.14倍
現在の株価はBPSに比べ割安であり、EPS予想に照らしても割高感がある。
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か
- 50日移動平均線: 1,639.30円
- 200日移動平均線: 1,695.59円
- 直近10日平均株価: 1,701.20円
株価は200日移動平均線を下回っており、中長期的には下降傾向にあるが、50日移動平均線を上回っており、短期的には横ばい圏内にある。
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価
- 売上高（過去12か月）: 38,880百万円
- 営業利益（過去12か月）: 1,651百万円
- ROE（実績）: 5.96%
- ROA（実績）: 1.82%
- キャッシュフロー（直近四半期）: 4,420百万円
過去数年で売上高と営業利益は増加傾向にあり、ROEとROAも健全な水準を維持している。
配当利回りや配当性向の分析
- 配当利回り（会社予想）: 4.54%
- 配当性向: 296.32%
配当性向は100%を超えており、過剰な株主還元が行われている可能性がある。
自社株買いなどの株主還元策
- 自己株式14,191株の処分を実施。
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）
- 直近10日間で株価は横ばい圏内を推移している。
株価への影響を与える要因
- 業績予想の変更なし。
- 談合罪で従業員が略式命令を受け、複数の発注機関から指名停止措置を受けている。
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理
- 事業内容: 道路舗装や土木工事の主要事業で、特殊工法に強みを持つ。
- 財務健全性: 売上高と利益は増加傾向にあり、ROEとROAも健全。
- 株価評価: 現在の株価は割高感があるが、中長期的には下降傾向にある。
- 株主還元: 過剰な株主還元が行われており、配当性向は100%を超えている。
全体的な見解: 事業モデルの持続可能性は高く、技術革新により競争優位性を維持できるが、過剰な株主還元と株価の下降傾向が懸念材料。投資判断は慎重に行う必要がある。
企業情報
| 銘柄コード | 1807 |
| 企業名 | 佐藤渡辺 |
| URL | http://www.watanabesato.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
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