1. 企業情報
企業名: ジェイ・エス・ビー株式会社
概要: ジェイ・エス・ビーは、日本の不動産賃貸管理、高齢者住宅、学生マンションの企画開発、運営管理を主な事業内容とする企業です。学生向け賃貸マンションの企画開発を全国で展開し、海外留学生向けも含みます。また、高齢者住宅、学生寮の運営、不動産管理、リフォーム、不動産仲介、AI人材プラットフォーム事業など多岐にわたる事業を手掛けています。
設立年月日: 1990年7月27日
代表者名: 近藤 雅彦
本社所在地: 〒600-8415 京都市下京区因幡堂町655
従業員数: 1,191人
市場区分: プライム（内国株式）
業種区分: 不動産業
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性: ジェイ・エス・ビーは学生マンションの企画開発において国内で高いシェアを誇り、特に学生向け賃貸マンションの分野で強みを持ちます。高齢者住宅事業は撤退しており、学生マンションと不動産管理に重点を置いています。
課題: 不動産市場の変動による収益の不安定性や、高齢者住宅事業からの撤退による収益構造の多様化課題があります。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略: ジェイ・エス・ビーは学生マンションの事業拡大と不動産管理サービスの強化を目指しています。また、AI人材プラットフォーム事業にも力を入れています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野: 中期計画では、新規事業の拡大、既存事業の効率化、収益性の向上を目指すとしています。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力: 学生マンション事業は安定した収益モデルであり、市場ニーズへの適応力も高く、将来性があります。不動産管理サービスも安定した収益をもたらします。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性: AI人材プラットフォーム事業において、人材管理の効率化に技術革新を導入しています。
収益を牽引している製品やサービス: 主力は学生マンションの企画開発と賃貸管理です。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算: 予想EPSは259.62、実績BPSは1,796.70。現在の株価3,160円に対して、PERは12.17倍となっています。
現在の株価との比較: 株価は年初来高値3,260円に対し、年初来安値2,341円から比較すると、株価は高値圏にあります。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価の高値圏か安値圏か: 50日移動平均は2,834.02円、200日移動平均は2,829.93円。現在の株価3,160円は両者とも高値圏に位置しています。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
– 売上: 過去12か月で69.53B円
– 利益: 過去12か月で7.45B円
– ROE: 過去12か月で21.62%
– ROA: 過去12か月で6.91%
– キャッシュフロー: 過去12か月で8.17B円
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する: 売上、利益、ROEは増加傾向にあり、ROAは安定しています。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析: 配当利回りは2.47%、配当性向は14.80%。
自社株買いなどの株主還元策: 自社株買いは行われていません。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）: 直近10日間の株価は上昇傾向にあり、特に2月4日の3,210円から2月18日の3,160円まで上昇しています。
株価への影響を与える要因: 業績の好調さ、市場環境、競合他社の動向などが影響を与えています。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理: ジェイ・エス・ビーは学生マンションの企画開発と賃貸管理において高い市場シェアと競争優位性を持ち、安定した収益モデルを有しています。技術革新によるAI人材プラットフォーム事業も将来性があります。財務面ではROE、ROAが健全で、株価は高値圏にあり、テクニカル分析も上昇トレンドを示しています。配当性向は適度で、株主還元も行っています。全体的に見通しは良好ですが、市場の変動による収益の不安定性に注意が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 3480 |
| 企業名 | ジェイ・エス・ビー |
| URL | http://www.jsb.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 不動産 – 不動産業 |
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