1. 企業情報
企業名: パシフィックシステム株式会社
概要: パシフィックシステムは、システム販売、システム運用/管理、ソフトウェア開発、機器販売などの事業を展開する情報サービス会社です。画像処理関連システム、CRMパッケージ、会議システムソリューション、鉱業/破砕業向けソリューション、ギフト券管理システム、農業生産支援システム、写真測量サービス（デジタルカメラ/ドローン）、原煤関連システム、IBM Notesの優良承認メール製品などを提供しています。また、製造業、流通業、金融業向けのシステム統合、ERP、グループウェア、ASTERIA warpソリューションを提供し、さらにシステムセキュリティ対策、プライバシーマーク取得支援サービス、電力監視システム（Ekomuie）、カタログアプリケーションスイート（PARCS）の販売、個人用コンピューター、サーバー、周辺機器の販売も行っています。1980年8月14日に設立され、埼玉県さいたま市に本社を置く。太平洋セメントの子会社です。
事業内容:
– 連結事業: 機器等販売21(8)、ソフトウェア開発14(22)、システム販売32(15)、システム運用・管理等34(30)
市場区分: スタンダード（内国株式）
17業種区分: 情報通信・サービスその他
33業種区分: 情報・通信業
Industry: Information Technology Services
Sector: Technology
住所: 〒338-0837 さいたま市桜区田島8-4-19
代表者名: 渡邊 泰博
設立年月日: 1980年8月14日
従業員数: 638人
平均年齢: 42.5歳
平均年収: 5,700千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性:
– 画像処理に強みを持つ。
– 自社開発ソフトに強みがある。
– 親会社の太平洋セメント向けが約3割で、顧客開拓が課題。
市場シェア:
– 業界内での具体的な市場シェアは明示されていませんが、画像処理関連のソリューションや自社開発ソフトの強みから、特定の分野で高いシェアを持つ可能性が考えられます。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
– 2024年5月に長期ビジョン「PACIFIC SYSTEMS VISION 2032」を策定。
– 中期経営計画(2024年度～2026年度)を策定し、基本方針に基づき主要事業を推進。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
– 各セグメントの状況とセグメント戦略を財務短信で詳細に説明。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力など:
– 情報サービス業界では、AI・IoT技術などの最新ICTを使ったDX投資が継続。
– サイバー攻撃による被害増加に伴い、情報セキュリティへの投資意欲も高まっている。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
– 画像処理関連のソリューションや自社開発ソフトに強みがある。
収益を牽引している製品やサービスなど:
– 画像処理システムや生コンクリート業界向けシステム、優良承認メール製品など。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較など:
– EPS（会社予想）: (連)363.61
– BPS（実績）: (連)4,359.31
– PER（会社予想）: (連)11.83倍
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
– 50日移動平均線: 4258.50
– 200日移動平均線: 3993.85
– 直近10日間の株価は、4200円台で安定しており、高値圏にあり。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
– 売上高: 11.35B（過去12か月）
– 利益率: 6.04%
– ROE（過去12か月）: 11.11%
– ROA（過去12か月）: 7.00%
– キャッシュフロー: 2.85B（直近四半期）
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
– 配当利回り（会社予想）: 3.12%
– 1株配当（会社予想）: 134.00円
– 配当性向: 32.07%
自社株買いなどの株主還元策:
– 自社株買いの情報は提供されていません。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
– 直近10日間の株価は、4200円台で安定しており、上昇傾向にあります。
株価への影響を与える要因など:
– 情報サービス業界のトレンドや、自社製品の市場需要、競合他社との競争状況などが影響を与える可能性があります。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
パシフィックシステムは、画像処理関連のソリューションや自社開発ソフトに強みを持つ情報サービス会社です。業界内での競争優位性と中期経営計画に基づく主要事業推進により、持続可能な成長が見込まれます。技術革新と主力製品への投資により市場ニーズの変化に適応できることが期待されます。株価は高値圏にあり、テクニカル分析では上昇傾向にあります。財務面でも健全な状態を維持しており、ROEやROAなどの指標が好調です。株主還元面では、適切な配当性向を維持し、投資家への還元を行っています。全体的に、パシフィックシステムは健全な成長と株主価値向上に期待できる企業と言えるでしょう。
企業情報
| 銘柄コード | 3847 |
| 企業名 | パシフィックシステム |
| URL | http://www.pacific-systems.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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