1. 企業情報
- 企業名: 和弘食品株式会社
- 設立年月日: 1964年3月30日
- 所在地: 北海道小樽市銭函3-504-1
- 事業内容: 和弘食品は、ラーメンスープや天然エキスを製造・販売する企業で、OEM製造も行っています。主に飲食店やコンビニエンスストア向けに製品を提供しており、国内外で事業を展開しています。特に、日清オイリオとの提携により、業界内での地位を確立しています。
2. 業界のポジションと市場シェア
和弘食品は、ラーメンスープと麺つゆの中堅メーカーとして位置付けられています。競争優位性としては、OEM製造の実績や、日清オイリオとの密接な関係が挙げられます。一方で、原材料費の高騰や競争の激化が課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣は、業務用調味料市場の拡大と生産性向上を目指しています。中期経営計画では、国内外での販売網の強化や新製品の開発に注力する方針を掲げています。
4. 事業モデルの持続可能性
和弘食品の収益モデルは、安定した需要を持つ業務用製品に依存しています。市場ニーズの変化に対しては、新製品の開発や販路の拡大で対応しています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発においては、製品の品質向上やコスト削減を目指した取り組みが進められています。主力製品はラーメンスープであり、特に米国市場でも生産を行っています。
6. 株価の評価
- 現在の株価: 4,790円
- EPS（予想）: 535.44円
- PER（予想）: 8.95倍
- PBR（実績）: 1.38倍
- 業界平均PER: 16.8倍
現在のPERは業界平均を下回っており、割安感があると考えられます。
7. テクニカル分析
直近の株価推移では、4,750円から4,940円の範囲で変動しており、現在の株価は安値圏に位置しています。過去10日間の株価は、全体的に下落傾向にあります。
8. 財務諸表分析
- 売上高（過去12か月）: 15,416百万円
- 営業利益（過去12か月）: 1,489百万円
- 純利益（過去12か月）: 1,090百万円
- ROE（実績）: 16.50%
- 自己資本比率（実績）: 56.1%
過去数年にわたり、売上と利益は増加傾向にあり、健全な財務状況が維持されています。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（予想）: 1.69%
- 1株配当（予想）: 81.00円
- 配当性向: 14.05%
配当方針は安定しており、株主還元に対する姿勢が見られます。
10. 株価モメンタムと投資家関心
最近の株価は下落傾向にあり、投資家の関心は薄れている可能性があります。外部要因としては、為替相場や原材料費の高騰が影響を与えています。
11. 総評
和弘食品は、安定した事業基盤を持ちながらも、競争の激化や原材料費の高騰といった課題に直面しています。株価は業界平均に比べて割安感があり、今後の成長戦略の実行次第で投資機会が生まれる可能性があります。
企業情報
| 銘柄コード | 2813 |
| 企業名 | 和弘食品 |
| URL | http://www.wakoushokuhin.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
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