1. 企業情報
- 事業内容: 関西地盤の情報システム開発会社で、主に企業向けにSAP ERPシステムの導入・保守サービスを提供しています。コンサルティング業務も行い、DX支援やスマート工場支援にも注力しています。2025年7月には持株会社への移行を予定しています。
- 特徴: ERP導入を強みとし、企業の業務効率化を支援しています。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界: 情報・通信業、特にITサービス業界に属します。
- 競争優位性: SAP ERPに特化した専門性と、関西地盤での顧客基盤が強みと考えられます。
- 課題: 競争激化するITサービス市場において、他社との差別化や、新たな技術への対応が求められます。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営ビジョン: サステナビリティ経営、IT投資の増加、AI/IoT技術を活用したスマート工場支援サービスへの需要増に対応していくものと推測されます。
- 中期経営計画: 決算短信からは具体的な計画は読み取れませんが、ERP導入事業の拡大、DX支援サービスの強化、スマート工場支援サービスの拡充などが重点分野と考えられます。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: SAP ERP導入・保守サービスを軸とした安定的な収益構造です。
- 市場ニーズへの適応力: DX推進やスマート工場化といった、市場ニーズへの対応が重要になります。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発: SAP ERP関連技術に加え、DX、AI、IoTといった分野での技術開発が重要です。
- 主力製品/サービス: SAP ERP導入・保守サービス、DX支援サービス、スマート工場支援サービスが収益を牽引しています。
6. 株価の評価
- PER: 10.72倍 (会社予想)
- PBR: 1.78倍 (実績)
- EPS: 107.45円 (会社予想)
- 比較: 業界平均PER17.6と比較して割安感があります。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は1115円から1157円の間を推移しており、2月21日の終値は1152円です。年初来高値1360円、年初来安値840円と比較すると、高値圏ではありませんが、底値圏でもありません。
- 移動平均線: 50日移動平均線1087.12円、200日移動平均線1071.24円を上回っています。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去5年間で増加傾向にあります。
- 利益: 営業利益、経常利益、当期純利益も増加傾向にあります。
- ROE: 16.45%と高い水準です。
- 自己資本比率: 56.1%と安定しています。
- キャッシュフロー: 営業CFはマイナスですが、投資CF、財務CFはプラスです。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 3.30% (会社予想)
- 配当性向: 32.10%
- 株主還元策: 年間38円の配当を予定しています。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価モメンタム: 直近の株価は、やや上昇傾向にあります。
- 株価への影響: 業績、市場動向、競合状況、テクノロジーの進展などが影響を与える可能性があります。
11. 総評
アイ・ピー・エスは、SAP ERP導入・保守サービスを強みとする情報システム開発会社です。業績は堅調に推移しており、株価は割安感があります。配当利回りも魅力的です。
今後の成長には、DX、AI、IoTといった分野への対応が重要になります。
企業情報
| 銘柄コード | 4335 |
| 企業名 | アイ・ピー・エス |
| URL | http://ips.ne.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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