1. 企業情報
企業名: 大塚商会
事業内容: 大塚商会は、日本において情報技術（IT）プラットフォーマーとして事業を展開しています。主にシステムインテグレーション事業とサービス&サポート事業の2つのセグメントから構成されています。システムインテグレーション事業では、ERPパッケージやグループウェアなどの管理システムを提供し、ソフトウェア、ハードウェア、ネットワークの構築を行っています。また、サービス&サポート事業では、コンピュータの緊急救援サービスや24時間のネットワークサポートを提供しています。
設立年月日: 1961年12月13日
本社所在地: 東京都千代田区飯田橋2-18-4
従業員数: 9,733人
2. 業界のポジションと市場シェア
大塚商会は、独立系のシステムインテグレーターとして、日本国内の中小企業に強みを持っています。IT投資需要が底堅く推移している中、企業のデジタル化を支援する幅広いソリューションを提供し、競争優位性を維持しています。
3. 経営戦略と重点分野
大塚商会は、顧客のデジタル化を推進するために、幅広い取扱商材を活かした付加価値の高いソリューション提案を行うことを戦略としています。また、「たのめーる」や「たよれーる」などのサービスの利便性を高め、IT人材不足を補完するサービスの開発に注力しています。
4. 事業モデルの持続可能性
大塚商会の収益モデルは、システムインテグレーションとサービス&サポートの両事業から成り立っており、IT投資需要の変動に対する適応力を持っています。企業のデジタル化や省人化のニーズに応えることで、持続可能な成長が期待されます。
5. 技術革新と主力製品
大塚商会は、ERPパッケージやグループウェアなどの管理システムを提供し、企業の業務効率化を支援しています。これらの製品は、企業のIT投資計画において重要な役割を果たしています。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 145.04円
- BPS（実績）: 977.84円
- PER（会社予想）: 24.14倍
- PBR（実績）: 3.58倍
業界平均と比較すると、PERは業界平均の23.2倍に近く、PBRは業界平均の2.3倍を上回っています。
7. テクニカル分析
現在の株価は3,501円で、年初来高値3,789円と年初来安値2,835円の間に位置しています。50日移動平均（3,540.14円）よりやや下回っていますが、200日移動平均（3,390.78円）を上回っています。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 1,107,668百万円（前年同期比13.3%増）
- 営業利益: 74,360百万円（前年同期比18.1%増）
- 純利益: 53,481百万円（前年同期比12.7%増）
- ROE（実績）: 14.98%
- 自己資本比率（実績）: 55.0%
過去数年間、売上高と利益は堅調に増加しており、財務基盤も安定しています。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 2.43%
- 1株配当（会社予想）: 85.00円
- 配当性向: 58.05%
大塚商会は安定した配当を維持しており、株主還元に積極的です。
10. 株価モメンタムと投資家関心
最近の株価は、上昇と下降を繰り返しており、一定のボラティリティが見られます。信用倍率が5.67倍と高く、投資家の関心が高いことが示されています。
11. 総評
大塚商会は、日本国内の中小企業向けに強みを持つ独立系システムインテグレーターとして、堅調な成長を続けています。IT投資需要の底堅さを背景に、収益性と財務基盤の強化が期待されます。株価は業界平均に近い評価を受けており、安定した配当政策が投資家にとって魅力的です。
企業情報
| 銘柄コード | 4768 |
| 企業名 | 大塚商会 |
| URL | http://www.otsuka-shokai.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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