1. 企業情報
企業名: 光世証券株式会社
概要: 光世証券は、日本の証券業を営む独立系企業です。1961年に設立され、大阪と東京に拠点を置き、富裕層向けに株式、債券、投資信託、先物、不動産投資信託、保険などの金融商品を提供しています。個別株オプション取引で圧倒的なシェアを持ち、対面主体ながらネット取引の拡大にも力を入れています。
事業内容: 株式、債券、投資信託、先物、不動産投資信託、保険の販売および仲介。
設立日: 1961年4月21日
住所: 〒541-0041 大阪市中央区北浜2-1-10
代表者名: 巽 大介
従業員数: 不明
平均年齢: 43.3歳
平均年収: 7,610千円
2. 業界のポジションと市場シェア
光世証券は、日本の証券業界で個別株オプション取引において圧倒的なシェアを持ち、富裕層向けの顧客基盤を有しています。業界内での競争優位性は、専門的なコンサルティングサービスと高度なリスク管理にあります。しかし、業界全体の低迷傾向や新興のオンライン証券サービスとの競争は課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン: 顧客の資産形成ニーズに合わせた金融商品の提供、リスク管理を徹底した株式・デリバティブの取引。
中期経営計画:
– 個別株オプション取引のシェア拡大
– ネット取引の拡大
– 投資家向けの株式投資啓発活動の強化
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルは金融商品の販売および仲介に依存しています。市場ニーズの変化への適応力は、ネット取引の拡大と新興市場への対応により高まっています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向: ネット取引プラットフォームの強化。
主力製品: 個別株オプション取引。
6. 株価の評価
現在の株価: 455.0円
EPS（過去12か月）: -1.08
BPS（実績）: 1,712.31
PBR（実績）: 0.27倍
株価はEPSと比較すると割安に見えますが、BPSと比較すると高値圏にあります。
7. テクニカル分析
直近10日間の株価は、450円から480円のレンジ内で推移しており、現在の株価は安値圏にあります。
8. 財務諸表分析
売上高（過去12か月）: 1.04B円
営業利益（過去12か月）: -4000万円
ROE（過去12か月）: -0.03%
ROA（過去12か月）: -0.02%
キャッシュフロー（直近四半期）: 12.07B円
Current Ratio（直近四半期）: 2.41
過去数年で売上高と利益は減少傾向にあります。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 未定
1株配当（会社予想）: 未定
配当性向: 42.57%
自社株買い: 0.4%
配当は行われていないが、株主還元への意欲は高い。
10. 株価モメンタムと投資家関心
直近の株価は上昇・下降の勢いがなく、レンジ相場で推移しています。投資家関心は中程度。
11. 総評
光世証券は、個別株オプション取引で高いシェアを持つ独立系証券会社です。経営陣はネット取引の拡大と投資家啓発活動に注力しています。しかし、業界全体の低迷と新興オンライン証券との競争は課題です。株価は割安ですが、BPSとの比較では高値圏にあり、注意が必要です。財務面では売上と利益が減少傾向にあり、改善が求められます。株主還元は配当性向が高いため、株主にとっては魅力的です。
企業情報
| 銘柄コード | 8617 |
| 企業名 | 光世証券 |
| URL | http://www.kosei.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 金融（除く銀行） – 証券、商品先物取引業 |
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