1. 企業情報
- 企業名: 中央自動車工業株式会社
- 概要: 自動車部品およびアクセサリーの輸入、輸出、卸売を手掛ける企業。自動車部品/用品販売事業と自動車処分事業の2つのセグメントで事業を展開している。
- 事業内容:
- 自動車部品・用品販売: エンジン部品、フィルター・冷却部品、シャーシ部品、ブレーキ・クラッチ部品、電気部品、化学部品、エアコン部品、ショックアブソーバー、イグニションコイル、CVジョイント、クラッチ、エンジンオイルなど
- 自動車処分: 自動車の処分サービス
- 設立年月日: 1946年5月10日
- 本社所在地: 〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-30
- 代表者名: 坂田 信一郎
- 従業員数: 326人
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 豊富な自動車部品の品揃えと、自社開発品の強みを活かした高付加価値商材の提供。
- 課題: 市場の成長が鈍化している自動車部品市場での競争激化。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 高付加価値商材の提案強化、ブランド構築、新規市場の開拓。
- 中期経営計画の具体的な施策:
- 自動車部品・用品販売事業: 新規開拓、高付加価値商材の提案強化、アルコール検知器のクラウド化、シェア拡大
- 自動車処分事業: 効率的な事業運営、収益力の向上
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 自動車部品およびアクセサリーの卸売を通じた収益モデル。
- 市場ニーズへの適応力: 高付加価値商材の提供と新規市場の開拓により、市場ニーズの変化に適応。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 自社開発品の強みを活かした高付加価値商材の開発。
- 収益を牽引する製品やサービス: 自社開発の自動車用品、特に高機能アルコール検知器。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 440.11円
- BPS（実績）: 2,912.92円
- PER（会社予想）: 10.70倍
- PBR（実績）: 1.62倍
- 株価との比較: 現在の株価4,700円に対して、PERは業界平均の10.1倍を上回っており、割高感がある。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は4,340円から4,710円の間で変動しており、50日移動平均線4,585.20円と200日移動平均線4,775.42円を上回る水準で推移している。
- 高値圏か安値圏: 高値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
- 売上高（過去12か月）: 39,331,223百万円
- 利益率:
- 営業利益率: 27.55%
- 純利益率: 20.95%
- ROE（過去12か月）: 16.77%
- ROA（過去12か月）: 11.59%
- 過去数年分の傾向: 売上高、利益ともに増加傾向。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 2.93%
- 1株配当（会社予想）: 138.00円
- 配当性向: 32.20%
- 自社株買い: なし
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向: 上昇傾向
- 株価への影響を与える要因: 高利益率、高配当性向、業績予想の改善
11. 総評
中央自動車工業は自動車部品およびアクセサリーの卸売を通じた収益モデルを持ち、高付加価値商材の提供により業界内での競争優位性を維持している。中期経営計画では新規市場の開拓と高付加価値商材の強化を掲げている。財務面では健全なROEとROAを維持しており、株価も高値圏に位置している。配当性向も適切であり、株主還元に力を入れている。全体的に、成長性と安定性の両面で魅力的な企業であると評価できる。
企業情報
| 銘柄コード | 8117 |
| 企業名 | 中央自動車工業 |
| URL | http://www.central-auto.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
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