1. 企業情報
- 企業名: 日比谷総合設備株式会社
- 設立: 1966年3月9日
- 所在地: 東京都港区三田3-5-27
- 代表者: 中北 英孝
- 従業員数: 968人
- 平均年齢: 45.3歳
- 平均年収: 10,080千円
- 事業内容: 空調工事、電気・衛生工事を中心に、NTT向けの床下空調システムなどの強みを持つ設備工事会社。設備工事、設備機器販売、設備機器製造の3つのセグメントで事業を展開。
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内位置付け: 空調工事を中心とした設備工事業界の中で、NTTグループを最大顧客とすることで安定した需要を確保している。
- 競争優位性: 床下空調システムなどの独自技術に強みを持ち、情報通信向けのソリューションを提供。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営戦略: 第8次中期経営計画に基づき、データセンターソリューションの推進、エリア特性に応じた受注活動、脱炭素化・省エネに着目した事業展開を進める。
- 重点分野: データセンターソリューション、脱炭素化、省エネ関連事業。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 設備工事が収益の中心であり、NTTグループとの関係を活かした安定した受注が見込まれる。
- 市場ニーズの変化への適応力: 脱炭素化や省エネといった市場のトレンドに対応した事業展開を行っている。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 床下空調システムなど、情報通信向けの技術に強み。
- 主力製品・サービス: NTT向けの空調システム、データセンターソリューション。
6. 株価の評価
- EPS: 205.67円（会社予想）
- BPS: 3,045.25円（実績）
- PER: 15.92倍（会社予想）
- PBR: 1.08倍（実績）
- 株価: 3,275円
- 評価: 業界平均PER（14.0倍）と比較してやや高めの評価。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近の株価は3,275円で、年初来高値4,190円、年初来安値2,423円の間で推移。
- 現在の位置: 年初来高値からは下落しているが、安値からは回復傾向にある。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 83,762百万円（過去12か月）
- 営業利益: 5,739百万円（過去12か月）
- 純利益: 4,800百万円（過去12か月）
- ROE: 7.25%
- 自己資本比率: 70.0%
- キャッシュフロー: 総資産に対するキャッシュの割合が高く、財務の安定性が見られる。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り: 2.69%（会社予想）
- 1株配当: 88.00円（会社予想）
- 配当性向: 30.78%
- 株主還元策: 安定した配当を維持しつつ、株主還元を意識した経営。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の変動傾向: 直近の株価は下降傾向から持ち直しつつある。
- 影響要因: 業績の安定性やNTTグループとの関係が株価に影響。
11. 総評
日比谷総合設備は、NTTグループを最大顧客とすることで安定した受注を確保し、空調工事を中心に事業を展開しています。脱炭素化や省エネといった市場のトレンドに対応した事業展開を進めており、技術革新にも積極的です。財務状況は安定しており、株主還元にも注力しています。株価は年初来高値からは下落しているものの、安値からは回復しており、今後の業績動向や市場環境の変化に注目が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 1982 |
| 企業名 | 日比谷総合設備 |
| URL | http://www.hibiya-eng.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
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