1. 企業情報
企業名: 東京汽船株式会社
概要: 東京汽船は、日本国内および国際的に曳船事業を主力とする企業です。同社は港湾曳船サービス、エスコート曳船サービス、緊急支援・災害防止サービス、乗組員輸送サービス、海上物流支援サービス、旅客船サービス、カーフェリーサービスを提供しています。1947年に設立され、本社は横浜市にあります。東京湾内の曳船事業で国内2位、特に外国船に強みを持ち、香港でも曳船事業の合弁会社を運営しています。
事業内容:
- 曳船事業: 76%
- 旅客船事業: 19%
- 売店・食堂事業: 5%
市場区分: スタンダード（内国株式）
17業種区分: 運輸・物流
33業種区分: 倉庫・運輸関連業
Industry: Marine Shipping
Sector: Industrials
住所: 〒231-0023 横浜市中区山下町2
代表者名: 齊藤 宏之
設立年月日: 1947年5月5日
従業員数: 486人
平均年齢: 41.2歳
平均年収: 9,870千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性:
- 東京湾内の曳船事業で国内2位
- 外国船に強みを持つ
- 香港で曳船事業の合弁会社を運営
課題:
- 曳船事業の入港数の低迷
- 旅客船事業における運航休止の影響
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
- 湾口水先艇作業料金の適正化
- 港湾曳船料率やエスコート作業料率の改善
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
- 曳船事業の効率化と収益力の強化
- 旅客船事業の需要喚起と運航効率の向上
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
- 多様な事業分野を持つことでリスク分散
- 曳船事業の効率化と新規事業の探索による収益力強化
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
- 技術革新に関する詳細は不明
収益を牽引している製品やサービス:
- 曳船事業が主力
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算:
- EPS（会社予想）: 227.44
- BPS（実績）: 2,382.07
- PER（会社予想）: 3.76倍
現在の株価との比較:
- 株価: 855.0円
- EPS/株価比率: 2.67倍
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価の高値圏か安値圏か:
- 50日移動平均: 839.18円
- 200日移動平均: 662.07円
- 直近10日間の株価は、835円から859円の間で推移しており、上昇傾向にある。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高（過去12か月）: 12.13B円
- 利益率（過去12か月）: 18.07%
- ROE（過去12か月）: 9.51%
- ROA（過去12か月）: -0.40%
- キャッシュフロー（直近四半期）: 8.56B円
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する:
- 売上高は減少傾向にあるが、純利益は増加している。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 5.85%
- 配当性向: 33.05%
自社株買いなどの株主還元策:
- 自社株買いの情報はなし
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
- 直近10日間の株価は上昇傾向にある。
株価への影響を与える要因:
- 投資有価証券の売却益による四半期純利益の大幅増益
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
- 東京汽船は曳船事業を主力とする企業で、業界内での競争力は高い。しかし、曳船事業の入港数の低迷や旅客船事業の運航休止の影響を受けている。経営戦略は曳船事業の効率化と新規事業の探索に焦点を当てている。技術革新に関する詳細は不明だが、多様な事業分野を持つことでリスク分散を図っている。株価は上昇傾向にあり、配当性向は適度で、株主還元は積極的である。財務面では売上高は減少傾向にあるが、純利益は増加しており、ROEは健全な水準にある。全体的に、事業の持続可能性と株主還元の観点から、投資価値は高いと言える。
企業情報
| 銘柄コード | 9193 |
| 企業名 | 東京汽船 |
| URL | http://www.tokyokisen.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 運輸・物流 – 倉庫・運輸関連業 |
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