決算説明：イーディーピー（7794）

2025年3月期　第3四半期決算説明資料

基本情報

• 企業概要: 株式会社イーディーピー、主要事業分野はダイヤモンド単結晶および関連製品の製造・販売・開発、代表者名は藤森直治。
• 説明会情報: 2025年2月21日開催、説明会形式は–、参加対象は個人投資家向け。
• セグメント:
  • ダイヤモンド単結晶: LGD(人工ダイヤモンド宝石)の製造に必要な薄い板状のダイヤモンド単結晶を製造・販売。LGD向け、研究用基板、切削工具、放熱材料等向け。
  • 基板・ウエハ: ダイヤモンドデバイス開発を材料面から支える。

業績サマリー

• 主要指標:
  • 営業収益: 654百万円（前年同期比130.94%増）
  • 営業利益: △741百万円（前年同期比–）
  • 経常利益: △722百万円（前年同期比–）
  • 純利益: 親会社株主に帰属する四半期純利益△725百万円（前年同期比–）
• 進捗状況: 中期経営計画の種結晶偏重ビジネスからの脱却、ダイヤモンドデバイス開発を材料面から支える。
• セグメント別状況:
  • 種結晶: 売上高は減少。
  • 基板・ウエハ: 売上高は増加。

業績の背景分析

• 業績概要:
  • ハイライト: 2024年初頭からのLGD価格下落の影響により、種結晶売上高が減少。基板・ウエハは売上を伸ばしたものの、合計では低いレベル。
  • トピックス: 大型単結晶の開発に成功。
  • 振り返り: 種結晶価格の低下、研究開発費の増加、製品を中心とする在庫評価減により減益。
• 増減要因:
  • 売上増・利益減により△257百万円
  • 種結晶価格の低下による製品在庫の収益性の悪化及び素材等についての評価損の計上により△48百万円
  • 新製品開発費用の増加により△94百万円
  • その他販管費増により△228百万円
  • 為替差益・法人税等により74百万円
• リスク要因:
  • 種結晶の価格低下
  • 開発費用の増加
  • 在庫評価減
  • 海外現地法人の事業開始遅延
  • 新しい製品開発の難航

戦略と施策

• 現在の戦略:
  • 中期経営計画: 種結晶偏重ビジネスからの脱却、ダイヤモンドデバイス開発を材料面から支える。
  • 事業構造改革: 事業構造改革に向けた必要な投資の実行、価格競争力のある新規事業の早急な立ち上げ。
• 進行中の施策:
  • 新規事業の立ち上げ（インド子会社(SFD India)設立）
  • 既存ビジネスの進化（ダイヤモンドデバイスの実用化に向けた大型ウエハの実用化）
  • 宝石などの販売のため、SFDを設立
  • 中期経営計画の策定
• セグメント別施策:
  • LGD分野: 大型高品質原石の量産技術確立、新規デザインの宝石製造技術の確立及び製造拠点の体制整備。
  • 基板・ウエハ分野: 世界の各種デバイス開発を後押しする基板、ウエハの実用化。

将来予測と見通し

• 業績予想:
  • 売上高: 902百万円（2025年3月期予想）
  • 営業利益、純利益: 未定
• 中長期計画:
  • 中期経営計画: 種結晶偏重ビジネスからの脱却、ダイヤモンドデバイス開発を材料面から支える。
  • 今後目指す姿: 国内外で独自デザインの宝石(LGD)等の製品を販売、種々のダイヤモンドデバイス開発向けに多様な基板・ウエハ製品の要求に対応。

製品やサービス

• 製品:
  • ダイヤモンド単結晶
  • 基板・ウエハ
  • 宝石

重要な注記

• 会計方針: 2025年3月期より連結財務諸表。
• リスク要因: 上記の「業績の背景分析」を参照。
• その他:
  • 2025年2月、半導体基板の大型製品の販売開始。
  • 2025年4月末に1インチ単結晶ウエハの製品化目標を変更。

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