1. 企業情報
企業名: 東京きらぼしフィナンシャルグループ
概要: 東京きらぼしフィナンシャルグループは、日本の中小企業向けに金融サービスを提供しています。主な事業には、動産リース、事業承継、M&A、クレジットカードサービス、投資管理、証券業務、コンサルティング、フィンテックを活用したサービスの開発などがあります。2018年に八千代銀行、東京都民銀行、新銀行東京が合併して設立され、デジタル専業のUI銀行も展開しています。
設立年月日: 2014年10月1日
従業員数: 2,868人
市場区分: プライム（内国株式）
業種区分: 銀行業
2. 業界のポジションと市場シェア
東京きらぼしフィナンシャルグループは、地域金融に強みを持ち、特に中小企業向けのサービスに注力しています。業界平均PERが10.7倍である中、同社のPERは6.05倍と低めであり、競争力のある評価を受けています。ただし、PBRは業界平均と同等です。
3. 経営戦略と重点分野
同社は、地域金融機関としての強みを活かし、中小企業への融資やデジタルバンキングの拡充を進めています。また、フィンテックを活用した新規事業の開発にも注力しています。中期経営計画では、デジタル化と地域密着型のサービス提供を強化する方針です。
4. 事業モデルの持続可能性
同社の収益モデルは、中小企業向けの融資とデジタルバンキングサービスに依存しています。市場ニーズの変化に対しては、フィンテックの活用やデジタルサービスの強化を通じて対応しています。
5. 技術革新と主力製品
フィンテックを活用したサービス開発が進められており、デジタルバンキングが主力製品の一つです。これにより、顧客の利便性向上と新規顧客の獲得を目指しています。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 811.60円
- BPS（実績）: 12,127.38円
- PER（会社予想）: 6.05倍
- PBR（実績）: 0.40倍
現在の株価は4,910円で、PERやPBRから見ても割安感があります。
7. テクニカル分析
直近の株価推移を見ると、年初来高値5,410円に対して現在の株価は4,910円であり、やや安値圏にあります。50日移動平均線（4,794.40円）を上回っているものの、200日移動平均線（4,487.83円）に近い水準です。
8. 財務諸表分析
- 売上: 141.77B円（過去12か月）
- 利益: 27.64B円（過去12か月）
- ROE: 7.41%
- ROA: 0.42%
- 自己資本比率: 5.0%
売上と利益は増加傾向にあり、特に純利益の成長が顕著です。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 3.05%
- 1株配当（会社予想）: 150.00円
- 配当性向: 24.01%
配当利回りは3%を超えており、安定した配当政策が見られます。
10. 株価モメンタムと投資家関心
最近の株価はやや下降傾向にありますが、信用買残が増加しており、投資家の関心は高いと考えられます。信用倍率は25.64倍と高めです。
11. 総評
東京きらぼしフィナンシャルグループは、地域金融機関としての強みを活かし、中小企業向けサービスやデジタルバンキングの拡充を進めています。財務状況は安定しており、株価は割安感がありますが、今後の市場環境やデジタル戦略の進展が鍵となります。
企業情報
| 銘柄コード | 7173 |
| 企業名 | 東京きらぼしフィナンシャルグループ |
| URL | https://www.tokyo-kiraboshifg.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 銀行 – 銀行業 |
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